もっとそばにきて (ページ4)

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「うわっ！うわっっ！」

「やった！」

小さくガッツポーズとってるそのイケメンが

「いやー、ありがとうございます。」

って、深々と頭を下げてきた。

「えっ？いや、俺はただ飯を作ったはず…。」

「飯？作った？これが？温めただけで？ほんとに？」

「だって、そう書いてあるから。」

「何？腹減ってんの？」

「あ…まぁ。」

「じゃ、何かテキトーに作るから、そっち座って待ってて。」

意味がわからないままイケメンが冷蔵庫を開けている

「えーっと。状況がよく理解できねーんだけど…。」

「そんな事どうでもいいんじゃない？俺は正直嬉しい。」

ますます彼の言ってる意味がわかんなくて

「名前、教えて貰えます？」

「俺？櫻井翔…。」

母親か冷蔵庫に入れていったまま半分死にかけてる人参とかキャベツをかかえて、

「翔さんね。よろしく翔さん(はあと)」

ちょっとドキドキするくらいの笑顔を見せた。

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