訂正中ーLOVEーふたりの軌跡 *s.s *Part.2改訂版 (ページ45)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:104,554 hit

95・プレゼント2 ページ45

黒「じゃ頑張れ！」

店内に置き去りされそうになり

思わず黒の腕を掴む俺。

翔「ちょっ！こんなとこ１人で？」

黒「元々１人で来たでしょ」

そうだけど……。

チラッと横目で女子２人を見る黒。

やべ気づいた？

黒「あたし彼と約束！可愛い妹の為に

　悩みな。バ～イ！」

黒は即スタスタ行ってしまった。

すぐに握手を求められ応えて

逃げるように店を出た。

はぁ……どうしよ……。

そうだ！あいつ花柄の物多くね？

あいつにぴったりの可愛い淡い色。

バッグやハンカチそうだよな。

よし！決めた。

雑貨でも見に行こう。

先ほどの店を通り過ぎると……

超かわいい花柄ワンピが目にとまる。

白地にピンク小花柄。

あいつに超似合いそうじゃん！

けど横のブルーギンガム

チェックワンピ……超俺好み。

けど短すぎか……

他のヤローに Aを

やらしい目で見られるの絶対やだ。

ただでさえ男の視線集めるし。

悩む……

まだ悩む……

まだまだ悩む……。

気がつくと30分は経過。

その時後から大きな溜め息が……。

黒「まだ悩んでんの？信じらんない」

黒が呆れ顔で歩み寄って来る。

翔「迷ってんだよ」

黒「どれ？」

翔「花柄ワンピとブルーギンガム」

黒「なら近くで見なよ！」

店の近くのイスから眺めてる俺に

またも呆れ顔。

黒「もう……来な！」

サッと店内へ入って行く黒。

黒「丁度スモールサイズ」

翔「俺にあてんな！」

黒「似たようなサイズじゃん！

　あんた試着すれば？」

チクショー……。

黒「花柄好きそう妹」

翔「……やっぱり？」

黒「うん。これはあんた好み？

　ブルー系好きだよね？」

翔「うん。ツボ！」

また俺にあてる……

クソ……。

黒「妹もブルー系好きだけどミニすぎ。

　あだからいいのか～」

翔「こんなミニと思わなかったし。

　いい！これにする」

俺は後ろ髪引かれながら

花柄を持つ。

黒「予算は？」

翔「別に」

黒「やっさしいお兄ちゃん！

　余裕あるなら両方とか？」

それありかも。

……ニヤニヤしやがって。

女「……真美あれJの子じゃない？」

真「……翔君」

女「そう！彼女かな？何かイメージ

　合わないね？」

真「……ホント。な～んだ」

Aに気があると思ったのに……。

プレゼント選びに夢中な俺は

警戒心が薄れ

Aの親友に見られたなんて

全く気づいていなかった。