53・眠り姫 ページ3
寝転ぶ俺の左脇腹に
くっつき幸せそうに
スヤスヤ眠る A。
眠れる森の美女………
眠れる脇腹の美少女ってとこか。
こんな無防備でいられるとな……。
仕方ない……
しばらく姫の寝顔 見守るか……。
一向に起きる気配のない A姫。
姫の寝顔は全然 見飽き無いけど
せっかく ふたりきり……
そろそろ イチャつきたい。
すぐ隣にお母さんがいるとはいえ
こんな密室にふたりきりのチャンス
次いつになるか わからないし。
……姫のサラサラ黒髪が
少しだけ頬にかかっている。
そっと耳に掛け 優しく優しく撫でる。
……今 ニコッと笑った。
姫の夢ならノーギャラで
いつでもどこでも出演するぜ。
俺の夢に毎晩 出てくれないかな……。
夢の中なら……
ヤバい……。
けど俺だって男だし
色々したいに決まってんじゃん
けど今日 俺の彼女になったばかり。
予定より大幅に早く
キスに進んじゃったから当分は 自重。
何たって 奇跡の清純派……。
つい数時間前まで
友達以上 恋人未満的な感じだったのに
“ 俺の彼女 ”
になった途端 欲張りになる。
悔しいけどっ きっと俺のが
何倍も Aを好きな気がする。
……それでもいい。
Aの髪に指を通す特権を
持つのは俺だけ……。
形のいいピンク色の唇に
キスできるのも俺だけ……。
それでも十分過ぎる……。
俺がこんなに
女の子にハマるなんて……。
ずっとずっと この気持ちのまま
ふたりでいられたらいい……。
翔「……A起きて」
……耳元で囁いても息吹きかけても
全く起きる気配なし。
……起こすか。
眠り姫の目を覚ますには
これしかないでしょ……
……王子のキス。
姫に覆い被さり見下ろすと
急に鼓動が早鐘のよう……。
無防備な Aの寝顔に見とれ……
ゆっくり……
顔を傾け近づける。
唇が重なる……
心地いい陶酔感に包まれる。
何度か 軽いキスを繰り返してると
Aがゆっくり目を開いた。
やっと 王子のキスで……
姫は 眠りから覚めました。
ラッキーアイテム
革ベルト
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りん(プロフ) - かおるんさん» 嬉しいです！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2013年9月15日 10時) (
レス) id: dad6bd0f93 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - めちゃ面白いです (2013年9月15日 10時) (レス) id: eeafce828e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - かおりんさん» ありがとうございます＊頑張ります！ (2013年9月7日 11時) (レス) id: dad6bd0f93 (このIDを非表示/違反報告)
かおりん(プロフ) - おもしろかったです。更新楽しみです。 (2013年9月7日 11時) (レス) id: 74dc8487cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
x他1人 | 作成日時：2013年8月13日 8時
