５×LIFE (ページ29)

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出来る女です！ページ29

Aside

♪ririri～・・・

A「んんっ・・・」

大きく響く時計のベルの音に反応して、あたしは目が覚めた。

もぅ・・・朝？

ゆっくりと体を起こし、鳴り響く時計を手に取る。

A「・・・６じ・・・か」

まだ早いと頭が素早く認識し、再び体を横にする。

どうせ起きたって、する事ないし～・・・

そんな甘い考えを抱きながら。

・・・すると。

A「っ・・・」

ある言葉があたしの頭の中を横切った。

もし寝坊したら・・・

“Aの好きな苺ミルフィーユ、１ヶ月食べるの禁止な”

そんなの・・・・・嫌じゃーーーーーいっっっ！！！！！

そう心で叫び、あたしはベッドを飛び起きた。

その時。

A「痛っ・・・」

突然した頭からの痛み。

一瞬だけズキッと痛みが走り・・・・・すぐ治まった。

A「・・・とりあえず、着替えよっと」

大丈夫と認識したあたしは、すぐ着替え始めた。

いつもだったら寝坊して、ゆっくり準備する時間ないんだよねぇ(汗)

慌てて支度して、最終的に悲惨な姿で登校するのが日課で・・・。

こんな落ち着いて準備するの、いつぶりだろ？

・・・年少の時以来？(笑)

たぶん・・・今日の自分の姿が、高校入って初のちゃんとした身だしなみ
だと思うよ。

・・・自分的にだけど(笑)

そんな事思っているうちに準備が出来て、そのまま部屋を出た。

驚くかな？２人とも♪

ちょっとだけ期待感を持ちつつ、リビングへと向かう。

・・・・・そして。

A「おはよーママ、結衣っ」

母「おはよっA・・・・・Aっ！？」

結衣「おっ、お姉ちゃんっ！？」

あ・・・やっぱり驚く？

驚きすぎたのか、２人とも口が半開き状態。

・・・そこまで？(汗)

結衣「お姉ちゃんどーしたのっ？病気になっちゃたとか・・・」

母「あー・・・言えてるわ、結衣」

言えてんぇよ、おいっ(汗)

母「まぁ起きたなら、早く食べなさい」

A「・・・はーい」

あたしは椅子に座り、朝食を食べ始めた。

ったく・・・あたしだって出来る女だっつーの！

少し不満を持ちながらも、こうして今日が始まった。