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寝顔 ページ2
貴方side
智が部屋を出た。
私は翔の近くまで行き、顔を覗く。
昔から変わらない、綺麗な顔。
最近は、ギクシャクしていたから顔をよく見るのは久しぶりだった。
貴方「……ごめんね、翔」
私は声をかける。
貴方「翔の力がどういうものか、知ってた筈なのに。」
翔の額に手をやる。
熱とかはないようだ。
貴方「…きっと、私のことだから知らない間にみんなを傷つけるような事をしたんだと思う。」
貴方「だから、恨まれてもいいと思ってる。」
眠っている翔にひたすら言葉を投げる。
貴方「でも、これ以上……傷ついて欲しくないよ。」
私が何をしてみんなを傷つけたのか。
本当なら尋ねた方が良いのかもしれない。
でも、怖い。
本当のことを知るのが何より怖い。
翔「ん………」
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作者名：凛 | 作成日時：2020年3月17日 21時
