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N side
“ガシャッ！！”
…！！
大きな物音で目が覚めると、なぜか真っ先に翔ちゃんのクマさんと目が合った。
あれぇ…？なんでクマさん？
…と思ったら、一緒に寝ていたはずの翔ちゃんがいない事に気付く。
和「…翔ちゃん！？」
てことは、さっきの物音…！
ハッとして飛び起き、寝室を出た途端…そこには予想外の光景が広がっていた。
翔「……。」
床にペタンと座りこんで震えている翔ちゃんを中心に、大きな水たまり。
乱雑に散らばった松葉杖。
おしっこ…間に合わなかったんだ…
ちょっとびっくりしたけど、体の自由がきかない今の翔ちゃんにはさ、あっても不思議じゃない事だからね。
動揺しつつも頭を切り替えて翔ちゃんに近付く。
翔ちゃんは俺がこっちに来た事がわかった途端、ビクッとして気まずそうにうつむいた。
そういえば足は大丈夫かな…？
和「大丈夫？転んで足痛くしちゃった？」
思い切って訊ねてみると、翔ちゃんは静かに首を横に振った。
ならひとまず安心だけど…
…次にかける言葉に迷っていると、翔ちゃん自ら
翔「……っ…ごめんね、お風呂場の横の棚にさ、バケツと雑巾入ってて…」
震える声で、そう一生懸命教えてくれたんだ。
和「わかった！教えてくれてありがとね、すぐ来るから待っててね翔ちゃん^^」
俺はもう、とにかく翔ちゃんを安心させたくて…ただそれだけだった。
でも、バケツと雑巾を手に急いで戻り、早速掃除に取りかかろうとしたところで
翔「…っっ！」
すぐに翔ちゃんに制止されてしまった。
翔「…大丈夫、自分で出来るから…あっち行ってて。ごめん…っほんとに…ごめん…」
唇をギュッと噛んだまま黙り込み、必死に涙をこらえる翔ちゃん。
だめだよ…無理しちゃってさ…
そんなの、俺がほっとけるわけないじゃん…
俺は、震える彼の背中にゆっくりと手を置いた。
和「翔ちゃん、俺にやらせてよ。こんな時ぐらいさ…もっと頼ってくれていいんだよ？恥ずかしいかもしれないけどさ、だってメンバーじゃん^^…ね？」
すると
翔「……ぐずっ…ひっく……ふぇぇ…っ…」
翔ちゃんはようやく、素直に涙を流し始めたんだ。
続く (更新停止中)
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ちゅう(プロフ) - 悠さん» 悠さん、ありがとうございます！！コメントすごく励みになります(*^^*)頑張ります♪ (2018年4月21日 21時) (携帯から) (
レス) id: 09bab4301f (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 移行おめでとうございます(￣∇￣ﾉﾉ"ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!! これからも投稿を楽しむに待ってます(^_^) (2018年4月21日 20時) (レス) id: 25fb8acde4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅう | 作成日時：2018年4月21日 16時
