５３° ページ25
翔｢……俺ね、高校の時から気になる子いてさ｣
聞かなきゃって 頭の中では分かってるのに。
聞きたくないって 思ってしまって胸がキュ〜っと締め付けられて苦しい。
遅かったんだな、ね？……
翔｢卒業式の日、気になる子にもう一度会いたくて。でも探したんだけど見つからなくて。｣
話しながらも、私の止まらない涙を拭ってくれる翔先輩の手から伝わる温かさが、
本当は嬉しいはずなのに、今は辛い。
翔｢まぁ名前もクラスも、知らなかったからね｣
…………、へ？
翔｢俺はずっと、あの時からAちゃんに会いたかったよ｣
｢………ぇ、私…？｣
翔｢卒業式の日、どうしても会いたくて。会えたら、その年に貰ったプリムラ・シネンシスの花を使った鉢花をAちゃんにあげようと思ってたんだけど｣
会えなかったね…なんて呟いた翔先輩。
そっか、だから……
｢だから、卒業式の日にはプリムラの花はなくなってたんですね、｣
プリムラが、最初っからここになかったみたいに綺麗になくなってたのは、翔先輩が私にプレゼントするために取ったから…
翔｢卒業式、プリムラのとこに行ったの？｣
｢うん、｣
翔｢そっか……会えてたら、なにか変わってたかもね。｣
優しく笑う先輩に、もう感情がグチャグチャで。
もう後悔してもしょうがないのに
あの時会えてたら、なんて言っても…
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ハチミツ(プロフ) - あまねさん» わぁ〜あまねさんありがとうございます!! 嬉しいです〜！私も好きです(らぶ) (2021年3月24日 14時) (
レス) id: eb8036caf9 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - え？？？神ですか？あ、神ですね！( ´∀`)ﾊﾊﾊ好きです（唐突な愛の告白←） (2021年3月23日 21時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハチミツ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hachilover01/
作成日時：2021年3月2日 0時
