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でもあの頃みたいに殴った後の後悔はない。
変わらないのは、俺は今も感情のままに動いてしまうということくらいだ。
『お前も行くんだよ！』
『…え？』
1発殴っただけで床に転んだＮｏ．1は、ゆっくりと俺を見上げて悲しい目をしていた。
別に俺は、そんな顔させたいわけじゃない。
『俺はお前の昔のことなんて知らないし、何も分かんない。けどさ、俺ら仲間じゃん。
……もしここから本当に出られるのなら、お前も一緒だよ。それに俺の帰る場所はここでも、元いた家でもない、皆がいる場所が俺の帰る場所なんだ。
お前の知ってることを教えてくれ。俺達はここから出たい。Ｎｏ．1と一緒に』
そう言って抱きしめると、Ｎｏ．1は泣きじゃくりながら話し始めた。
記憶を消す能力を持つ研究員はＮｏ．1の父親であること、能力は父親からの遺伝であること。
あとは、逃げる時に使った裏口の場所…とか。
fk「え、俺らの記憶消したのがＮｏ．1の父親だったの？」
nb「らしい。Ｎｏ．1は元々虐待児だ」
fk side
話を聞く限り、能力者の中でも最強と言える崩壊の力に、父親は凶器になりえると考えたんだろう。
nb「Ｎｏ．1は殴られ蹴られ罵られ、気づけば痛みすら感じない従順な人間に育っていた」
sk「そんな…」
ru「酷いよ、酷すぎる！」
俺達はあの頃、何も知らないままあいつと接してたんだ。
いつも明るく笑う無邪気な奴だと思ってたのに、本当は苦しんでいて、気づいてあげることさえ出来なかった。
mm「たまに怪我してたのは能力のテストとかでそうなってたんじゃなくて、虐待されてたから…」
nb「俺とＮｏ．1はあの研究所を出て、8人でやり直せた時にこの話を打ち明けようって約束してた。その後は必死に2人で全員の名前やどうやってここに来たのかを調べて、見つけ出したんだけど、」
でもあの日、研究所から逃げ出した俺達はやり直す間もなく死んだ。
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花(プロフ) - 星さん» また、最後には本来は良い人だった、という最終点を用意した事で、少しでも緩和されるようにと思いこの役に5人を入れました。少しネタバレになる発言ではございますが、嵐さんのお名前をお借りした理由を適切にお伝えするために失礼致します。 (2020年8月24日 22時) (
レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 星さん» 貴重なご感想ありがとうございます。私も嵐担とスノ担の掛け持ちです。私は嵐さんメインのお話が書けない為、どこかで書きたいと思っており、今回の様になりました。不快な気持ちにさせてしまったこと、大変申し訳ございません (2020年8月24日 22時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
星 - ストーリーが好きなだけに本当に残念です。長文失礼しました。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: f4d89dd0be (このIDを非表示/違反報告)
星 - スノ担の中には、嵐担と掛け持ちしている人も多くいます。その人たちの気持ちは考えなかったのでしょうか？そもそもこの悪役が嵐である必要性が全くわかりません。作品に他グルの名前を出すのなら、最初に注意書きをするのがマナーだと思います。悪役なら尚更。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: f4d89dd0be (このIDを非表示/違反報告)
星 - 初めまして、いつも楽しく作品拝読しております。この作品は大変面白いと思いますが、なぜ悪役に嵐の名前を使ったのでしょうか。普通の登場人物ならまだしも悪役で。はっきり言いますが、嵐担からすると非常に不愉快です。 (2020年8月24日 21時) (レス) id: f4d89dd0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年5月14日 9時
