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19. ページ19

じゃあ、と椅子を1つ持ってきて2人席に取り付けためめはお弁当を頬張り始めた。


ってかお弁当なんや、料理出来るんかな?


視線がそう言っていたのか、めめは俺をチラリと見て笑った。



mm「俺実家暮らしなんです」



やっぱり思考を読まれたらしい。


翔太君は何の事だと顔を顰めていた。


この2人気ままなところがB型っぽいし、似てるところもあるからもっと仲良くなれる気がする。


よし、ここは友達関係としてのキューピットに俺がなってやろう。



kj「2人とも休日って何してんの?」

mm「ジム行ってます」

nb「服買いに行ってる」



真反対というわけでは無いらしい。



kj「ほんなら、仕事に終わったら何してる?」

mm「大体飲み行きますね」

nb「すぐに帰って家事終わらしたらすぐに寝る」



訂正、共通点は多くない。


どうやったら仲良くなれるんやろ、と少し頭を抱えると、今度はめめがクスクスと笑い始めた。


なんだと睨むと、めめは首を振って小さくため息を吐く。



mm「そんなに俺と渡辺さんに仲良くなって欲しいですか?」



え、なんで分かるん。


さっきといい今回といい、思考を読まれすぎて戸惑っていると、トドメの一言は別の場所から降り注いだ。



nb「お前顔に出すぎなんだよ」



え、表情で全部読まれてたの?


なんて事だと大きくため息を吐くと、それそれと指をさされた。



mm「康二君分かりやすいんですよ。俺的にはそれくらいわかりやすい方が助かりますけど」

nb「お前翔太君だいすきオーラが全面に出てることにも気づいてないだろ」



そんなん出てたんか。


少し縮こまってお肉を1口頬張る。


あ、食べ終わっちゃった。


予想の斜め上くらい美味しかったそれに対して少しの寂しさを覚えた俺はもう末期の寂しがり屋だろう。



mm「今日は仕事終わり時間あります?」

nb「あ、康二は俺と今日約束してるから」

kj「へ?」



そんな約束してたっけ?


そう思って翔太君を見ると、めめは怪訝な目を向けた。



mm「約束なんてしてないって顔ですけど?」

nb「してるよ。な?」

kj「あ、うん…」



不服そうな顔でそうですか、と言っためめはお弁当を片付けると、そのまま席を立った。


ちょっと悪いことしたかな。



nb「面白くなってきたな」

kj「しょった…?」

nb「俺の大事な後輩を任せられるかどうか、見定めてやる」



乗り気な翔太君は俺には止められないらしい。

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(プロフ) - ゆきんこさん» 感想ありがとうございます!康二君に押しまくるめめが大好きなんですw次回以降もめめこじ要素多いので、もし気になったら読んでみてください! (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - パパらさん» ご感想ありがとうございます!励みになります^^* (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 第1章完結おめでとうございました!ずーっと押してくれるめめがナイスすぎてずっとニヤニヤしながら読んでました!(笑)最後の登場もビックリしたしほかのメンバーもすっごく楽しみです!無理せずに更新頑張ってください! (2020年8月5日 2時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
パパら - いつも拝見させていただいてます!とてもとても面白いです。作者様のペースで更新頑張ってください! (2020年8月1日 21時) (レス) id: e814843bd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月29日 9時

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