愛のかたまり25 ページ25
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この流れはもしや…
紫「やだ。待たない。」
後頭部と腰に手を回し、首筋に吸い付く唇。
紫「すっげー会いたかった。」
あ「ねっ…ほんとッまっ…てッ!」
離れようともがいても
あ「お願いっ、ほんとに待って…ッ」
彼の力には勝てなくて。
冷蔵庫に自分の背中を預ける。
紫「癒して、A。」
そう言って首筋から離れた唇が
今度は私の唇を奪う。
既にブレーキの利かない彼を止めようにも
こうなってしまったら私でも止められない。
彼の甘い口付けに全身の力を奪われて
この時点で抵抗することを諦めた。
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久しぶりに肌で感じる彼からの愛は
紫「顔隠すのダメ。ちゃんと俺に見して」
とても濃厚で。
紫「Aの感じてる顔もっと見たい」
お酒が入ってるからなのか
いつにも増して欲深く、甘く、
紫「まだダメだって」
濃蜜さにかき乱されて、
その深みから抜け出そうとしても
紫「かわい」
逃がさぬよう太ももをしっかり掴み、
私を見つめながら舌を這い、
そのままなぞる。
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何度も、何度も、波に飲み込まれても
容赦のない彼からの愛に悶える。
最後に必ず彼は、
紫「大好きだよ。」
甘い言葉を口にするのがズルい。
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作者名:rion | 作成日時:2018年12月6日 15時