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14.始まり ページ15

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あえて好きだと言わない
彼からの愛を期待しない
彼の重荷にならない

自分でそう決めた。

会社では、今でも、姉さん、翔やんだ。



彼と過ごした夜は
甘く、激しく、とても良かった。
愛されてると錯覚した…
幸せで、柔らかい気持ちになった。
ますます好きになる。

会社を1歩でたら、恋人として接してくれて
Aって呼んでくれる。

たいてい金曜日は、うちに泊まり
幸せな朝を迎える。
そのまま普通のデートをして
映画や遊園地にも行ったりした。

部屋に翔の荷物が増えていく。
シェービングクリームとか、
シャンプー、歯ブラシ、
Tシャツ、スウェット…

この私が嬉嬉としておつまみ作ったり…


始まりが微妙だったけど、

神様、どうか今だけ、
この幸せに浸らせてください

心の中で祈り続ける…




翔の元カノ、どうしてこんないい男を
手放したんだろう。
「振られた、つーか、捨てられた。
可哀想、オレ」
なんて、笑ってたことあったな…





私のほうは、元彼が講演を好評に終え、
先日テレビ出演して1度帰国し
会社を通して手紙が送られてきた。

向こうの生活にも少し慣れた。
Aを呼び寄せたい。
向こうで共に暮らしたい。
お前だけを愛している。

って内容だった。

元彼が海を渡ってから、
私はバレエスタジオ近くのマンションを引き払い
父の会社の近くに引越した。
携帯も新しくした。
しばらく2台持ちしてたバレエ用の携帯は
後輩指導が終わってすぐ解約した。
バレエ関係者には、新しい携帯は教えていない。

彼は大学院にも出向き、ニアミスで私とは会えず、
父の会社に、私宛の手紙を送り付けてきたらしい。


人生には、努力や根性だけでは
叶えられないことがたくさんある。
私にとって、それがバレエだった。
演者じゃなくても良ければ、
それなりにやっていけると思うけど
私が夢みたのはそれじゃない。

今私が望むのは、ビジネスで成功
することであり、
そのためには、綺麗事も言わない。
父のコネも利用し、父の会社からの出資も受ける。
自分自身も磨いて、輝いてみせる。


それ以上に、望むことがあるとするなら、
翔に愛される女になることだ。

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作者名:まゆら | 作成日時:2020年1月12日 16時

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