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15.新しい日常1 ページ16
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私が立ち上げようとしてる子会社は
大阪を、拠点とする。
母が神戸出身だから、大阪には親近感もあるし
親戚もいる。人脈も広がりやすい。
かと言って、小娘の私が簡単にやれるとは
思っておらず、準備に余念が無い。
揉まれたり、舐められたりもしたけど、
もう、世間知らずなお嬢さんじゃないって
自信も少しずつついてきた。
でも、もし、もしも、翔が
将来お前の父親の会社を継いでやるから
お前は、このまま東京に居ろ
愛している
なんて言ってくれたら、
私は、迷わず翔の奥さんになれる道を選ぶ。
ってくらいに、翔が好きだった。
翔となら、可愛げのある女にもなれそうで
それがバレないよう、サバサバした女を演じた。
期限付きの恋人？…上等
今の幸せを
めいっぱい堪能させて貰うって決めた。
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作者名：まゆら | 作成日時：2020年1月12日 16時
