三角関係 ページ16
Aside
亜嵐「返事、聞かせてもらえるかな?」
亜嵐くんと二人っきり、
わたしがいつも使ってる更衣室兼休憩ルーム
いつも見てるはずなのに
初めて来る部屋みたいに落ち着かない
A「うん。あの、告白してもらえたのは凄く嬉しくて。…でも、…やっぱりわたし」
亜嵐「はいストップ。」
A「へ?」
思わずビックリして、顔を見上げる
あわせれなかった目と目もガッチリぶつかって
亜嵐「みてたらわかるよ、Aちゃんが誰のこと思ってるのかなんて」
A「...」
亜嵐「ねぇ、俺と賭けてみない?」
A「賭け?...」
亜嵐「そう。俺に2週間、時間をください。ほら、今までは撮影ばっかで全然時間作れなかったからさ。この2週間でAちゃんに好きになって貰えるよう頑張るから」
頭の中、???で。
なんでそこまでわたしにこだわるのか全然わかんなくて。
亜嵐「はじめてなんだよね」
A「へ?…」
亜嵐「ありのままの自分で向き合える人が、はじめてなんだよね。だから絶対離したくない、離さない」
亜嵐くんの真っ直ぐな眼差しは
嘘ひとつないって教えてくれて
亜嵐「それでももし、Aちゃんが玲於の方を選ぶなら、その時は潔く諦めるよ」
A「なっ、なんで玲於くんっ、」
亜嵐「どう?俺の最後のわがまま、聞いてくれる?」
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作者名:ゆず | 作成日時:2018年2月16日 2時