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もしかしたら ページ44

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それからの日々は公私共に
すごく充実していた。


わたしはとゆうと新しいプロジェクトに
ヘア兼ファッションスタイリストとして参加させてもらえるようになって
会議とゆう会議に追われる毎日を繰り返していた。


玲於くんは映画の撮影が多く入るようになって
前よりぜんぜん一緒にいられる時間は
減っちゃって
2〜3日に1回くらいのペースだったけど


それでも
廊下を歩く音と鍵を出す音が
玲於くんの帰りを知らせてくれて
いつものようにお出迎えして、お鍋持ってって
お話して、笑って、たまにお酒飲んだり
DVDはみれなかったけど、
24時前にはおやすみなさいして。
わたしちの関係が変わることは無かった。




そんなこんなで
わたしが東京に来てからちょうど1ヶ月位が
たとうとしていて、今日は久しぶりに
お昼からGENE7人揃っての撮影。たのしみだな。







このときわたしは、

もしかしたら、きづかないうちに
少し浮かれてしまっていたのかもしれない、

もしかしたら、少し悪いことでも起きなさいとゆう天罰だったのかもしれない、

……もしかしたら、玲於くんの素敵な所が
まだわかってなくて、神様が教えてくれたのかもしれない。




スタイリスト会議がやっと終わって、お昼休憩。
お茶でも買おうかな〜って、エレベーターの前の
いつもの休憩室に入った。




中には私よりちょっとお姉様くらいの
たぶん、先輩スタッフさんが二人いて

ペコって頭下げて
お茶にしようかな、あ、いちごみるくにしよ(笑)ってボタンを押したその時。


「ねえ、あの子あれでしょ、最近入ってきたのに妙にGENEと仲良い子でしょ」

「あ〜、知ってる。なんかHIROさんのお気に入りでヘアとファッション両方かけ持ちしてるんでしょ〜?私たちどっちか片方だけでも必死なのに(笑)」

「それに、特に佐野くんがお気に入りらしくて今度のGENEのLAロケも、佐野くん上に直談判して連れて行って貰えるようになったんだって、中々やるね〜」

「ね、どうせ身体うってるんでしょ〜(笑)」

「いやだもう〜(笑)」



え…。
玲於くんの名前が出てきた途端、抑えてたものが溢れ出てきてしまって

『あの…!わたしのこと悪くゆうのは構わないですけど、
佐野さんのことまで悪くゆうなんて最低ですね!』




そう吐き捨てて、休憩室を飛び出た途端



『玲於くんっ…』




[お前、なんで泣いてんの?…]




ちょうどエレベーターを出てきた玲於くんと
はちあわせてしまった。

必ず、絶対、100億%→←5皿



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ふたば - 名前入力して、苗字みたら、同じ苗字ですごくびっくりしました笑笑 (2018年1月15日 20時) (レス) id: 6baa600086 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます。少しでも日常の糧になればと思います。!! (2018年1月11日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます。ぜひ引き続きにやにやしていただけたらと思います…!笑 (2018年1月11日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 春華さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです…! (2018年1月11日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - はじめまして!このお話すっごく楽しませてもらってます!次の更新もとても楽しみです! (2018年1月8日 20時) (レス) id: e902c191d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作成日時:2017年12月26日 21時

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