筒抜け ページ32
玲於Side
亜嵐「わ!わ!え!なんでAちゃんがいるの?!?!?!」
ほらね。こうなると思ってたから嫌だったんだよ…
亜嵐「え!これ超うまそう!なに、Aちゃんが作ったの?!!え!ってか二人って付き合ってんの??!?」
わ、気まづ、いまのこの繊細な時期に
そうゆうノリ、まじやめてくんねリーダー?
[付き合ってないから。てかねえ、マジで何しに来たの?ほんとなんなの?]
亜嵐「あ〜もう玲於カリカリしないで!
隼がね!玲於が最近落ち込んでるっていってたから慰めにきてあげたのに!
なんかもうできあがっちゃってるからさ〜〜〜」
…クソ、あいつまた余計なこと言いやがったな
ってかできあがってるってなんだよ(笑)
…まだできあがってねえし。
隼のこと睨んだら、Aちゃんに
仲直りできてよかったねって話してて
いや、聞こえてるし。
ってか何?あいつも隼に話してたの?
…俺ら筒抜けじゃん(笑)
亜嵐「もういいや、じゃあとりあえず飲も飲も〜〜!」
いや、結局酒が飲みたかっただけかよ。
『あの〜、よかったら食べます?カレー。
いっぱい作ったんですよね…!』
食べてくだされば助かります、なんて
Aちゃんの優しい良心発動中(笑)
ああ、もうほんとさいやく、
俺の明日の朝飯が……(泣)
Aちゃんニコニコしながら楽しそうに
亜嵐くんたちのやりとりみてて、
そんなAちゃんのことを俺はみてて、
はぁ…はやく俺の、
俺だけのものになんねぇのかな。
そんなこと考えてたら
『はい、ミカン♡』
おばあちゃん家で育った例のミカン
ここぞとばかりに配ってて
俺にもくれた(笑)
『あ、そういえばさっきなに言おうとしてたの?』
[…いや、なんでもない、、、ミカン食お。]
この日を境に、俺は頭の隅に残るもやもやを
晴らすタイミングを完全に失ってしまった。
亜嵐「あ!そうだ隣ってAちゃん家だよね?
え、これってもしかして
お邪魔しちゃってもいい感じ〜!?!」
隼「お〜〜〜!!!行っきまし」
[無理だから。]
秒で制圧。
そんなん俺もまだちゃんとは入ったことないのに
ダメに決まってんでしょ…?
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ふたば - 名前入力して、苗字みたら、同じ苗字ですごくびっくりしました笑笑 (2018年1月15日 20時) (レス) id: 6baa600086 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます。少しでも日常の糧になればと思います。!! (2018年1月11日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます。ぜひ引き続きにやにやしていただけたらと思います…!笑 (2018年1月11日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 春華さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです…! (2018年1月11日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - はじめまして!このお話すっごく楽しませてもらってます!次の更新もとても楽しみです! (2018年1月8日 20時) (レス) id: e902c191d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆず | 作成日時:2017年12月26日 21時