好きって言ってよ１［佐野玲於］完結

アディオス ページ34

ASide




次の日。
いつもより早く起きて(ってか目が覚めて)
楽屋に一番に着いて隼くんをまってた。




涼太｢おはよ、Aちゃん、
今日は一段とはやいんだね。｣




『おはよう…！なんか、目が覚めちゃって…』




涼太くんはあれからも気まづさとか
一切出さずにわたしとお話してくれるし
ご飯ももう誘われなくなった。
はあ、やっぱり大人だなあ．．．

隼くんの恋を邪魔しにきました！とは
さすがに言えなくて、
いや、邪魔、ではないよね？うん。





隼｢龍友くん！笑笑｣

亜嵐｢あはは、龍友くん朝からやめてくれ〜！笑笑｣

龍友｢Aちゃんおはよう〜
愛してんでぇ。(いい声)｣



…きたなおちゃらけ３人組…。


『おはようございますそして龍友くんありがとうございます。あ！コーヒー飲みたくないですか？飲みたいですよね！はい、じゃあわたし隼くんとコーヒー買ってきまーす皆さんブラックですね了解しました〜〜〜！』






．．．もはや強行突破。
隼くんえ？え？なんていいながらも
わたしについてきてる。
楓さんたちもまだきてないし…よしよし。




隼｢ねえ、ちょっとまって、この流れ完全にアメコ行きだと思ってたのにまさかの自販機パターン？笑笑｣




いいんだよわたしコーヒー
飲みたいわけじゃないんだから。


『ねえ、隼くん、きのうのLINEって
その、本気？…』




隼｢なんだやっぱそのことね。笑
本気。…今夜ご飯に誘おうと思う。
Aちゃんには結構お世話になったし
ちょっと応援してほしくてLINEしたの。(笑)｣




俺ら最近結構いい感じだと思ってるんだよね、
って。ごめんけど私は全然そんなふうには
見えないよ．．．(泣)
おまけにこないだ一緒に選んであげた
アクセサリーももってきてるらしい
…やばい、これ結構ガチじゃない？


このままだとわたし、
明日から隼くんの専属慰め担当になっちゃうよ





でも、
それはやめといた方がいいとおもうよ、
なんて、ここまできて
しかも理由つきでゆえるわけなんかなくて。






わぁどうしよう、どうしてあげるのが
正解なの？．．．(泣)









あわあわあわあわ１人で考えてたら









［あれ？隼とAちゃんじゃん、
なにしてんの２人でこんなとこで］







はあああ玲於くん来たダメだ終わった
ここ、エレベーター降りてすぐのガラスばりの休憩室だから
わたしたちの姿がみえたんだろうな
アディオス隼くん(泣)

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