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船上での求婚【太宰治】 ページ7

原作ネタです!

魔神、ドストエフスキーを捕獲し、武装探偵社は組合から与えられた船でパーティーをしていた。机上には沢山の豪華な料理があった。船上からのヨコハマはとても綺麗で、平和な世界になったのかと錯覚してしまう。

そんな時、敦はとある人物に気がついた。

「お前は…!!マフィア幹部の…!!」

その人物はポートマフィア幹部の1人、A。凄腕の異能力者だ。長いロングのパーマで、青いパーティードレスを着ていた。
「…安心して?私は貴方達を殺さない。一寸あの包帯さんに大事な話があるって呼ばれたのよ。まあ、私も大事な話があるんだけど」
Aは手紙を敦に見せびらかした。其の手紙にはただ一言、『〇〇時に△△の船の上で待って欲しい』と少し雑な字で書かれていた。
「そ…そうですか…」
「うん、だから席を外してくれない?」
「分かりました…」
敦は少し警戒したようにこの場を去った。

「やあ、待たせたね」
黒い背広を着た太宰がAに手を振る。
「本当、待ちくたびれちゃった」
呆れたように太宰を見つめる。
「ふふ…ごめんね」
太宰はぎゅっとAの手を握った。
「ねえ、太宰…話、あるんだけど…」
「ん…なんだい?」


「迷ってたけど、私…貴方と結婚するわ」

時が一瞬にして止まった。



「え…本当かい…!?」

「うん、あの時の求婚嬉しかった」


『A、私と結婚してくれないかい?』

街中での何気ない求婚を思い出す。

太宰は力強くAを抱きしめた。
「マフィアは…どうするのだい?」
「貴方の傍にいたいから、太宰…連れ出してくれる?」

「勿論、お安い御用さ」
太宰はAの左手薬指に指輪をはめそっと唇にキスをした。


「ところで、どうして私と結婚しようと思ったんだい?」
Aはクスリと笑って太宰を見た。

「傍にいてあげないと、貴方は一生寂しいままだから」
「…やっぱり、君には敵わないなあ。私のこと、分かってくれる」
太宰はAの肩に頭を預けた。其の頭をAは撫でる。ふわふわした癖っ毛でいい匂いがする。
「…ありがと。私も、太宰と出会えて本当に良かった」



其の光景を探偵社一同は見ていた。
「素敵!!ロマンチックですわ!!」
「2人とも、お似合い」
「お盛んだねェ」

女子組は盛り上がっていた。

壊れてしまった心【太宰治】→←生き別れた幼馴染【太宰治】



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 双黒 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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ハイド - リクエスト良いですか?男勝り&自由人間な夢主が太宰が浮気しているところを見たらをお願いします! (2020年3月4日 12時) (レス) id: c16d7a3dc3 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リクエストしていいですか[主人公が妊娠中に編み物していたら][妊娠中の主人公が貧血で倒れたら]お願いします太宰さんと中也さん別に書いてくださいお願いします (2019年5月21日 6時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わかりました( ̄▽ ̄;)がんばります (2019年4月19日 21時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - りんさん» なるべく、女体化などの現実味のないネタを書くのが苦手だったりします……得意なのはシリアスです (2019年4月19日 20時) (レス) id: 924108a693 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ゆんゆんさん» わかりましたリクエストが終わってからまたリクエストしますダメなネタとかありますか? (2019年4月19日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆんゆん | 作者ホームページ:http://touch.pixiv.net/member.php?id=17622667  
作成日時:2017年5月3日 12時

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