ep.41 ページ43
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神「俺は一生懸命な子が好きかな」
そう言って微笑む神山さんを見て、何故か目頭が熱くなった。
...ああ、誰かを思い浮かべていらっしゃるんだな。
根拠があるわけじゃないけれど、今まで見たどんな神山さんの表情よりも柔らかくて優しくて。
女の勘ってやつかな。
少なくとも私じゃない。
私じゃ....
『そう...なんですね』
金「Aちゃん？」
『あ、私明日早いので先に帰りますね！食器洗ってきます！』
金さんとも神山さんとも目を合わせずに賄いの食器を持って裏へ。
態度悪かったかな。
金さんどう思ったかな。
神山さんは...もしかしたらもう気づいてるのかな。
蛇口から出る水のように次々といろんな事を頭に浮かべる。
神山さんの好きな人は芸能人なのかな、それとも一般人？
どちらにせよ、綺麗な人なんだろうな。
食器を片付けて戻るとそこにはもう神山さんはいなかった。
金「さっき帰ったよ。どうしたの体調悪い？」
『...金さん。神山さん、好きな人居るんですね』
金「え？」
『はあ....何期待してたんだろう』
金「ちょっと待ってAちゃん。考えすぎだよ。」
『....そうですね。今日は帰ってゆっくり休みます』
お疲れ様です。お先に失礼します。
そう言って店を後にする。
少し歩いて大通りに出ると目の前に黒い車が止まった。
神「乗って」
扉が開いたかと思うと神山さんに腕を掴まれ車の中へ。
あまりにも一瞬の出来事で抵抗することすら出来なかった。
『え、神山さん？』
神「送ってく。」
『いや、いいです。大丈夫です』
神「でももう乗っちゃってるやん？」
『それは！...それは神山さんがいきなり引っ張るから』
神「嫌やった？ごめんな」
『...大丈夫です』
マネージャーさんの運転で、後部座席に私と神山さん。
手と手が触れあいそうな距離に一気に緊張感が高まる。
神「もし、俺が髪を黒くしたらどう思う？」
『え？』
それはどういう意味？
神「Aちゃん」
『はい』
私の方に体ごと向けて真面目な顔をするから私も背筋が伸びる。
神「どうしたら俺はかっこよく見えるん？」
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あんまん(プロフ) - 那智さん» 気づくのが遅くなってしまいすみません。素敵なお言葉ありがとうございます。これからも宜しくお願いします！ (2020年10月28日 16時) (
レス) id: 6d524ee8df (このIDを非表示/違反報告)
那智(プロフ) - いつもTwitterでお邪魔してます☆あんまんさんのお話どれも大好きです☆Twitterもこちらもこれからも楽しみしています☆いつも素敵なお話ありがとうございます☆ (2020年9月9日 23時) (レス) id: 8d359b422e (このIDを非表示/違反報告)
あんまん(プロフ) - 神山もか.さん» はじめまして。読んで頂けて嬉しいです。また宜しければ感想のコメントくださいね！ (2019年9月19日 2時) (レス) id: b79232cc17 (このIDを非表示/違反報告)
神山もか. - はじめまして!凄くステキな作品でキュンキュンしました!続編楽しみにしてます！必ず読ませていただきますね (2019年9月16日 20時) (レス) id: 8360bad8dc (このIDを非表示/違反報告)
あんまん(プロフ) - なつきさん» 嬉しいです！続編私も描きたいので新作のお話の合間にでも入れようかなと思っております。次回作でもお会いできたら嬉しいです！ (2019年9月11日 0時) (レス) id: b79232cc17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんまん
| 作成日時：2019年5月12日 15時
