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＊1・いつも通りの生活＊ ページ3
(はぁー…)
暖は心の中でため息を吐いた。
今は7時間目。
退屈で退屈で寝てしまいそうだ。
でも先生に見つかったらめちゃくちゃ怒られる。それだけは絶対に避けたい。
(だって、めんどくさいし。)
あくびを噛み殺して、ボーッとホワイトボードを眺める。
文法やら何やら、ホワイトボードにぐちゃぐちゃと書かれているけれど、(字が汚いこともあり)暖にとっては訳の分からない呪文にしか思えない。
説明も全てつまらない。
こんなに退屈な授業があっていいんだろうか。
(しょうがないか、義務みたいなものだし。)
暖は自問自答して、無理やり納得する。
(寝ないようにしなくちゃ…。)
指された人は質問に窮して黙り込んでしまった。
(あーあ、可哀想…)
他人事のように思いながら、授業が終わるのを待つ。
説明は何となく分かるけど、頭に入らないんじゃ意味がない。
(早く終わってくれないかな…。)
何もかも、
(つまらない。)
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作者名：暖（受験生） | 作成日時：2016年12月17日 13時
