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誰───? ページ11

**

帰り道いつもなら一人で帰っているはずの私は 光里さんと一緒に帰ってます。


「でね───⋅⋅⋅」


さっきの光景が脳裏に焼き付いて離れない。。。

どうしよう。。。


私がいたらきっと光里さんが巻き込まれる。


「あ、あの!光里さん...」


やっとのことで絞り出した言葉はとても弱々しいものだった。


「ん?黒狩さんどうしたの?」


スカートの裾をギュッと握りしめる。

言え...言うんだ...!

カタカタと手が震えだした。


「わ、私と...一緒にいないで...危ない...から」


そう言い残すときびすをかえして走り出す。


「え!?ちょ、黒狩さん!そっちは車道!」


時既に遅し───。

車が勢いよくこちらに向かってくる。

と思ったら急にハンドルをきって光里さんの方に向かっていく。


気がついたときには私は光里さんを突き飛ばしてその場にたおれこんでしまった。

ごめんなさい光里さん。ありがとう。声をかけてくれて。


思い出すのは昔の自分。

初めて人の死ぬときを見たのは───⋅⋅⋅


『ねーねー!久美子ちゃん!』

『なぁにぃ?真子ちゃん!』

『車には気を付けた方がいいよ!』

『えぇ?なんでぇ?』

『だって久美子ちゃん。車の事故で死んじゃうから!』

『え──?』


そのときは何、冗談?ですんだけど。その一週間後。

久美子ちゃんはほんとに死んだんだ。。。


『この死神!うちの久美子を返して!!!』


久美子ちゃんのお葬式の日。私は久美子ちゃんのご家族にそんな言葉ばかり浴びせられた。

そのうち私の噂はご町内に広がって。。。


『お前が死ねば久美子は死ななかったんだ。』



「そうだ。私は死ななきゃいけないんだよ。。。」


そう呟いた。



「───いーや、それは困るな。」


そんな声とともに私の体がフワリと軽くなる。

目をうっすらと開けると誰かが私を見ている。



───誰───?

契約→←駄目...



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ユキカ(プロフ) - 山形みるくさん» あざす!←なぜ、お前が照れる。by黒神 (2020年8月4日 15時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
山形みるく(プロフ) - イケメン最高ですねぇ〜 (2020年8月4日 13時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - あんなつ♪さん» www光里ちゃんは優しいからね。 (2020年7月18日 19時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
あんなつ♪(プロフ) - ユキカさん» 光里ちゃんは天使ねOK理解した← (2020年7月18日 19時) (レス) id: 2efed111d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - あんなつ♪さん» あんなつ〜!お疲れ様〜!そしてありがトォォォ,! (2020年7月11日 17時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキカ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年5月24日 11時

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