転生しちゃった ページ3
「Aー！」
よく晴れた日、縁側で寝転がっていた私は自分の名前を呼ばれたことでのっそりと起き上がる。
『なーにー？』
そう返事をすると、向こうからひょこりと顔を覗かせたのは今世の母であった。
簡単に言おう、私は転生したのだ。
前世は日本、という国でJKなる女子高校生だった。
が、ある日事故に遭って気づけば二回目の人生スタート。
そして今年で６になる。
同じ日本に生まれたのかと思えば、ここは忍者が暮らす『この葉隠れの里』というところだった。
感の良いガ···皆さんならお気づきだろう。
そう、某有名忍者漫画のあの里だ。
どうしよう、原作全く知らないんだよね、金髪の子がいることしかわからないんだよね···など頭を抱えた乳児時代。
今はある意味吹っ切れて、まあ自分はあくまでモブ。
少し美形なモブとして、そして、程よく強くなってこのバトル漫画の世界で穏やかに過ごすことを心に決めたのだ(両親が美形だからね、あと漫画の世界だし)
【閑話休題】
「ちょっとお隣の奈良さん家にこれお裾分けしに行って頂戴」
と私に風呂敷に包まれた箱を見せる母。
私は『奈良さん家』という言葉を聞いて生まれた時からの付き合いがあるあの無駄に老けた感性を持つ人間を思い浮かべた。
『良いよ！行ってくる！！』
そう笑顔で答えて母から荷物を受け取った。
その際、母に
「知らない人には着いてっちゃ駄目だからね！」
と念を押されたので
『シカマルん家でしょ！だいじょーぶ！すぐ近くだから！』
と満面の笑みで答えた。
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どんてん(プロフ) - 黒川かぐやさん» ありがとうございます！！そのように言って頂けて本当に嬉しいです！！ (8月29日 18時) (
レス) id: 65557726b3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - 転トラじゃなくてめっちゃ嬉しいです!!!この作品自体も大好きです!!! (8月29日 16時) (レス) @page1 id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんてん | 作成日時：2023年7月8日 17時
