転生しちゃった ページ17
『うーん···わかったけど、どのくらい掛かりそうなの？』
「そうねぇ···短くて一年かかる任務だって聞いたわ」
『そんなに！？？』
どんだけハードな任務なんだよ···と心の中で突っ込む。
両親はとても強い忍びだと町の人が誇らしげに語っていたのを知ってるから重大な任務などを受けなくてはならないのは百も承知だ。
けど、さすがにこんなに長い任務に出向くことはなかったので心配が募る。
それを察したのか母は穏やかな笑みを浮かべて私にこう声を掛けた。
「大丈夫よA。母さん達は強いからこんな任務ちゃちゃっと終わらせてまた木の葉の里で家族皆で元の生活を送れるわ
それに、これからAが暮らすことになる【風の国】、きっとその国の隠れ里の人達は良くしてくれるわ。」
会ったことの無い祖母の話をされてもあまりぴんと来ないし、風の国とかも初めて聞いた。
これからどうなるんだろう、と少し不安が過るが口をつぐんだ。
もう本当はいい年の女が本当の子供のように駄々を捏ねて母を困らせてはいけない、そう思ってのことだった。
その後、私は自分で必要なものの買い出しに出掛けた。
この年で買い出しに行けるのは、前世の記憶のお陰で一人で買い物ができる、と証明出来たからだ。
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買い物を終えて一人とぼとぼ帰り道を歩いていると突然呼び止められた。
『あれ···
シカマル？どしたの？』
「だぁー···お前は何でいつも一人で歩いてんだ。それにお前のかーちゃんも何でこの前あんなことあったのに一人で歩かせてんだよ」
ずんずんと近づきながら愚痴るのはシカマルだった。
『だってお母さんが必要なものあるなら買ってきなさいって言うから』
「あ？買い出し？何の」
『引っ越しの』
「は！？」
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どんてん(プロフ) - 黒川かぐやさん» ありがとうございます！！そのように言って頂けて本当に嬉しいです！！ (8月29日 18時) (
レス) id: 65557726b3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - 転トラじゃなくてめっちゃ嬉しいです!!!この作品自体も大好きです!!! (8月29日 16時) (レス) @page1 id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんてん | 作成日時：2023年7月8日 17時
