今世でも貴方の側に_____賢者の石_____ (ページ4)

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小さな赤子だった少年ページ4

俺は今、9と4分の3番線に行く

10と9の間の壁に向かって走る

いつ此処を通っても驚くなぁ

因みに両親は親戚に呼ばれているそうで、来れなかった

それを悔やんで、両親は親戚に怒鳴りに行くらしい

呼ばれたのに、怒鳴りに行くって、しかも相手は純血主義者なのに

凄く強気なのは、まぁ、両親は強いからな

大丈夫だろう

壁を抜ければ、人々が行き交っていた

やっと着いた、此処から始まるんだな

取り合えず、周りは親に別れの挨拶をしていてコンパートメントには行ってないようだ

コンパートメントを確保しておこう

一つのコンパートメントに入って座る

持ってきた本を読む

だが、すぐに飽きて教科書を読む

教科書は間違いだらけで、それを直しながら見ていく

ｺﾝｺﾝ

ハリ「あの、此処いいかな？」

「ん？あぁ、いいよ」

ハリ「有難う、僕はハリー、ハリー・ポッターよろしくね」

「俺はレイ・ディアンテ、よろしくな」

ハリーは目を見開く

ハリ「君は、拍手とか求めないんだね」

「拍手？あぁ、別に？」

何で、拍手を求めないといけないんだ

ハリーはそっか、と言って笑った

.......！

笑った顔がリリーにそっくりだ

よく見ると、ジェームズに似ている

あぁ、そうか、いつの間にこんなに大きくなって

守れなかった、のか

昔、新聞や両親から聞いた

ヴォルデモートから生き延びた少年

その子の容姿も載ってあった

ハリーは気まずそうに俺を見る

まぁ、俺は本を読んでいるから話しかけにくいだろうな

と思いながらも、俺は本に没頭していた