Story 23 ページ25
「ならよかった。……A、明日にでも先生に話を通しておくから、準備をしておけ。パスポートは気にしなくていい」
「分かりました」
「日時が決まったら連絡しよう」
「じゃあまたね、新ちゃん、Aちゃん」
最後に母さんがオレ達2人を抱きしめ、頬にキスを落として去って行った。
「……しばらくお別れ、かな?」
「どーせまた頭良くなって帰ってくんだろ?」
「まさか。でも
「お前なら行けそうで怖いな……」
「んー……でもやっぱ
Aは軽く目を伏せた。
「まぁ、電話くれーはしてやるよ」
「あら優しい。たまには会いに来てくれてもいいのよ?」
「バーロォ、海外じゃ遠いだろーが」
「……久しぶりに聞いたな、新一のバーロー」
「何の話だよ」
「こっちの話」
Aはしれっとそうはぐらかした。
6歳以前の記憶がないからと言って、彼女は他と何ら変わりはない。
頭の良さや運動神経、ルックスの良さなどを除けば、だが。
……あれ何かかなり他人より色々ずば抜けてるかも。←
コホン。……とにかく、それらを抜きにしても彼女はオレや蘭と同い年のはず。
なのにAは、まるで一歩下がった所からオレ達を見ているよう。
まるで年の離れた弟を見つめる姉のような感じで。
(記憶喪失がそうさせてるのか?)
オレは不思議な心地がした。
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おーにし(プロフ) - 零大好き(*´ー`*)さん» ありがとうございます!降谷さんをカッコよく書けるよう精進してまいります(^^) (2018年4月21日 19時) (レス) id: 1c4bcc000c (このIDを非表示/違反報告)
零大好き(*´ー`*) - めっちゃ面白いです。降谷零が好きなのでいいですね! (2018年4月20日 21時) (レス) id: 99bad809e9 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» いえいえ、こちらこそすいません。m(_ _)m (2017年10月5日 8時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
おーにし(プロフ) - 零音さん» そうなんですよ。ご心配おかけしてすいませんでした (2017年10月5日 6時) (レス) id: 0c53be3934 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - おーにしさん» はい、そうです。結構似ていたので、偶然似てしまっていたんですね。 (2017年10月5日 1時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーにし x他1人 | 作成日時:2017年5月14日 0時