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少女は見た ページ30

彼が出ていって一日経った

お昼一緒に食べられなくて残念だと思いのんびり
と彼が帰ってきたら何を作ってあげようかと
鼻歌を歌う


外は雨が降っているから出られないし暇だなぁと思っていた


だんだん瞼が重くなり私は眠っていた


だがなんだかふと目を開けなくてはとゆう感覚に襲われる。パッと目を開けると

辺りは暗く外は雨がまだ降っている

今は夕方の4時くらいだろうか

そろそろ支度せねばと明かりを付けずに
今から廊下に出る。すると玄関の外に人影を見つける


誰かいる、でもあの影はいつもの彼じゃないかと

走って玄関を開けると彼は居た

すぶ濡れで所々服に血がついていて

ぼーっと下を見ていた

私は唖然としてしまった
何があったのか分からないがびしょびしょの彼に
中に入りましょ。風邪をひいてしまうわ。と声を掛けるが反応がない。

とにかく家の中に入れないとダメだと私は彼を優しく引っ張り玄関先に座らせる
血のついた履物と羽織を脱がせてあげた

すると腰に立派な刀がある

やはり彼は軍人ではないのだと確信する

その刀も外して、私は彼の冷たくなった手を握り質問する

『実弥さん、私がわかりますか?』

彼は黙って頷く。だが相変わらずぼーっとしている

私は彼にここで待つように言うと
台所に行き湯を沸かす

その間に父が昔着ていた着物を出す

実弥さんに合う丈の着物を探して
布団をもう一枚敷く頃には湯が沸いた

それを桶にいれ、水を混ぜて程よい温度にする
手ぬぐいを浸し実弥さんの元に持っていくと

実弥さんの服に手をかける上部分だけを脱がせ
手ぬぐいを絞り体を拭く


昔父の介護でよくやっていたから慣れたものだ

傷だらけの逞しい体
さすがに下半身は出来ないので
実弥さんに手ぬぐいを差し出し
これで下も拭いてください
ここに着物を置いておきますといい

後ろを向く


すると着替える音がする


じっと前を見据えるA

すると音が止む

一応確認を取り後ろを向く

足首がだいぶ見えている…
やはり父の服では足の丈が足りなかったらしい
だがまぁ、服としての機能は大丈夫だからと
私は実弥さんの腕を引いて

布団に寝かせる

実弥さん素直だった

彼の異変→←青年は刀を振るう



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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花帆 - 完結おめでとうございます! 垣根の外からの出会いや、不死川兄の夢主さんへの対応や感情の変化が本当に可愛くて、微笑ましいです(*´ω`*)温かい気持ちになれるお話で面白いです!!すごい良かったです!番外編もあったら拝読したいぐらいです♪ (2019年9月12日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
深紅 - ほんわかとした雰囲気がとても癒やされました。新作も楽しみにしてます。 (2019年7月30日 21時) (レス) id: d50d29b004 (このIDを非表示/違反報告)
あい* - 最高すぎます…やばいしんどい…(語彙力)すごい好きでさこの小説…!!! (2019年7月25日 10時) (レス) id: 65f8b55b72 (このIDを非表示/違反報告)
白猫とみせかけてアルビノの黒猫(プロフ) - うおおおおお、語彙力とはこの事を言うのですね。好きです。2時間かけて読みましたがとても貴重な時間になりました泣有難う御座いました!! (2019年7月25日 2時) (レス) id: 18a6a661ff (このIDを非表示/違反報告)
ねこずな(プロフ) - ウオオめちゃくちゃ良いお話です!不死川さんめっちゃキュンキュンしますー! 新作も楽しみにしてます!! (2019年7月13日 5時) (レス) id: f038d3e1b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しづ | 作成日時:2019年7月9日 2時

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