32話 ページ32
烏間 side
烏間「視線を切らすな!!
次に標的がどう動くか予測しろ!!
全員が予測すればそれだけ奴の逃げ道を塞ぐ!!」
4ヶ月目に入るあたり「可能性」がありそうな生徒が増えてきた
磯貝悠馬と前原陽斗、運動神経が良く仲がいい2人のコンビネーション
2人がかりなら、俺にナイフを当てるケースが増えてきた
赤羽業、一見のらりくらりとしているが…
その目には強いイタズラ心が宿っている、どこかで俺に決定的な一撃を加え赤っ恥などをかかそうと考えているが…
そう簡単に行くかな？
女子は体操部出身で意表をついた動きができる岡野ひなたと男子並みの体部と運動量をもつ片岡メグ
この辺りが近戦攻撃として非常に優秀だ
ぬるり…
烏間「っ!!!!?」
思わず殺気を感じ背後にいた人物を投げ飛ばした
数メートル先まで飛んで行ったのは潮田渚
小柄な故に多少はすばしっこいがそれ以外に特筆すべき身体能力はない温和な生徒
…さっきの、今感じた違和感は気のせいか……？
烏間「……すまんっ
ちょっと強く防ぎすぎた、立てるか？」
貴女「潮田、大丈夫？」
烏間「!!?」
俺の後ろにいつの間にかいた人物、狛枝A
このクラスでは言っては悪いがビリ争いをするほど暗殺訓練が無理そうな人物
だが、何故か彼女は見つけることが出来ない時がある、影が薄いのか…あるいは……いや、それは無いか
自分で気配を意図的に消しているなら相当なやり手なはず
貴女「…烏間先生？」
じっと見ていたのか狛枝は不思議そうな顔で俺を見ていた
烏間「あっ…いや、なんでもない
それまで!!今日の体育は終了!!」
授業を終えて校舎に戻る途中で前の同僚、鷹岡に会った
鷹岡「よ、烏間」
大量の荷物を持った鷹岡はグラウンドに居た生徒達に自己紹介を兼ねてデザートを皆と食べ始めた
だが、1人
狛枝Aだけは…彼女だけは1口も食べす木陰で鷹岡を光のない目で見ていた
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流雪 - 狛枝くんは一人称 「僕」 ですよ (2019年2月14日 23時) (
レス) id: 1e56891726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年2月25日 19時
