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7話 ページ7

「酒に酔ってでもおいでか?
戯れ言にしては度が過ぎますよ」

「……ヨナ姫に聞いてみるといい
その目で王の死を確かめられたのだから」

「!!」


ハクはスウォンを私は周りにいた兵士を相手にする


「あの優しい王を……それも姫様の目の前で殺ったのか!!!!」



目の前が赤く染まる
姫様の髪のような綺麗な紅ではない


「まて!!そこまでだ!!!!」


兵士を倒すために必死だった私ヨナ姫に近づいていた1人の兵士を見逃してしまい刃を向けらた


「スウォン、俺が見ていたスウォンは幻だったのか
お前なら姫を任せてもいいと思っていた」

「なんで……どうして……姫様が悲しむことをするの…?」


その時ひとつの矢が地面に刺さりハクは姫様を抱き私の手を引いて逃げた


「あの時の矢はミンスだったのね」

「さっきの会話を聞きました…陛下は本当に亡くなられたのですか?」


光を失い涙を流したままヨナ姫は、頷いた


「そうですか…あまりに急すぎて」

「……あまり話している時間はないわ

私が劣りになり、逃げ道を作る」


物陰から様子を見ると兵士はすぐそこまで来ている


「!!捕まれば間違いなく殺されるぞ」

「なんの為の身代わりよ」


懐から常に持っていた赤色のカツラを被る


「姫様どうかご無事で」

「…風の部族で落ち合うぞ」

「……」


ミンスが先に姫様と一緒に逃げハクと二人になった


「……逃げきれたらね
ハク…今いうことではないけれど……私は貴方が好きだったわ」


返事を聞く前に私は飛び出した








馬小屋まで走りまたがる


「ごめんね…」


紐を引っ張り駆け出す

トスっ!!


「ぐぁ……」


足と肩に矢が当たる



「まだ……まだ遠くに……」







気づけば追ってもいなくなっていて私は森なのだろうか湖の近くに来ていた



「…ここまでありがとう
自由にお生き」


馬を逃がし背中に刺さったままの矢を一思いに引き抜く


「……やっぱ刺したままの方が良かったかもしれない」



そう思いつつ薄れゆく意識の中誰かがこっちに向かうのが見えた


あぁ……逃げきゃ……

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- 違ったら申し訳ないんですか、11話の歌詞って、Youtudeに暁のヨナとコラボして載ってたやつですか?? あれ、いいですよね〜 私も何度も見ました! 更新がんばってください!! 応援してます! (2020年3月9日 19時) (レス) id: f0ef4d8e3a (このIDを非表示/違反報告)
(・ω・)@crew(プロフ) - あまり歌詞はのせない方がいいかと……サビを少しだけなどした方がいいと思われます。 個人の意見ですが参考程度に,,,,,, 更新楽しみに待っています。 (2018年8月11日 1時) (レス) id: e356b7a08c (このIDを非表示/違反報告)
sora - 訂正があります。25話の歌詞の最初ですが、「死にたいなんて」の後は「言うなよ」。「そんな他」ではなく「そんな歌」、「それに開花」ではなく「それに感化」、あと「命」が「生命」になっている所があります。ごめんなさい訂正ばかり。完結するの、楽しみにしています (2018年7月21日 19時) (レス) id: 53c720a608 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - さらさん» そう言っていただけるととても嬉しいです…!!至らない部分もあると思いますが更新がんばります!! (2018年1月25日 15時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
さら - 凄〜く面白いです!この小説大好きです!お気に入り投票もしましたぁ〜!コレからも更新頑張って下さい! (2018年1月24日 23時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2018年1月23日 11時

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