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8話 ページ8

懐かしい夢を見た


四年前

私は一人廊下を歩いていると火の部族長の息子に話しかけられた


「これはヨナ姫様
髪色が違うようですが染められたのですか?」

「え?……あぁ、これカツラなの
気分転換になるかなとおもって」

「そうなのですか?そちらの髪も似合っておられますよ」


サラッと髪を触るテジュンに手がでようとする
落ち着けと心の中で念じ笑顔を作ってその場から立ち去ろうと嘘を吐いた


「わっ…私用事があるからお邪魔するわ」


逃げようとした時腕を掴まれ


「では、私も貴方についていきます」


はぁ!!?
と出そうになる言葉をぐっと堪え


「テジュン様はつまらないと思います
それに…私もいい年です、男性に見られたくない1つや2つあります」


別に見られてもいいもの(剣術の練習)なのだがこの人はめんどくさいと私の中で決めている


「そんなことは後回しに致しましょう、あっ!!私と離宮に行きませんか?」


名案だとばかりに掴まれていた腕を引っ張られ引き寄せられる


「お離し下さい…!!!!」


力いっぱい逃げようとするものの微動だにしない
コイツ力の化物かよ!!!!


「ヨナ姫様は本当にかわいらしいですね、子猫のような力で抗われるとますます触れたくなってしまいます」

「っ…マジでいい加減に「いい加減になさいませカン.テジュン殿」ハク!!?」


私が今気にしているところを指摘されブチ切れ寸前の時ハクが来た


「なんだ…無礼者
それに…気安く姫様に触れるなど……」

「貴方こそ誰の許しを貰って俺の姫様に触れてるんですか?」


俺の?


「がっ…ガキかでまかせを……」


戸惑っているのは私だけでなくカン テジュンも一瞬のようで


「俺と姫は幼少期より将来を誓い合った中ですよね姫様?」

「へ?え?」


抱き寄せるハクに戸惑い顔を真っ赤にしている私


「合わせろ」


ボソッと耳元でそう囁かれた


「姫様は……そやつがお好きなのですか」

「……好き

大好きよ」

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- 違ったら申し訳ないんですか、11話の歌詞って、Youtudeに暁のヨナとコラボして載ってたやつですか?? あれ、いいですよね〜 私も何度も見ました! 更新がんばってください!! 応援してます! (2020年3月9日 19時) (レス) id: f0ef4d8e3a (このIDを非表示/違反報告)
(・ω・)@crew(プロフ) - あまり歌詞はのせない方がいいかと……サビを少しだけなどした方がいいと思われます。 個人の意見ですが参考程度に,,,,,, 更新楽しみに待っています。 (2018年8月11日 1時) (レス) id: e356b7a08c (このIDを非表示/違反報告)
sora - 訂正があります。25話の歌詞の最初ですが、「死にたいなんて」の後は「言うなよ」。「そんな他」ではなく「そんな歌」、「それに開花」ではなく「それに感化」、あと「命」が「生命」になっている所があります。ごめんなさい訂正ばかり。完結するの、楽しみにしています (2018年7月21日 19時) (レス) id: 53c720a608 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - さらさん» そう言っていただけるととても嬉しいです…!!至らない部分もあると思いますが更新がんばります!! (2018年1月25日 15時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
さら - 凄〜く面白いです!この小説大好きです!お気に入り投票もしましたぁ〜!コレからも更新頑張って下さい! (2018年1月24日 23時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2018年1月23日 11時

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