8話 ページ8
貴女｢……と、このあたりかしら｣
刀に付いた血を持ってきた布で拭き取りながら周りを確認する
そこには地面も見えないほど大量に倒れている鬼の姿
無一郎｢師匠……｣
獪岳｢怪我はねぇか？｣
2人は私に駆け寄り心配そうに私の体を確認する
貴女｢ないよ
2人は？何処も怪我してない？｣
私の言葉に2人はゆっくり頷く
貴女｢それは何よりだよ｣
2人の頭を撫でて善逸の方へ歩く
貴女｢善逸、大丈｣
2人｢!!!?｣
善逸は私を抱きしめると
善逸｢怖かったぁぁぁ!!
無理無理何この数馬鹿じゃないの!?
もう俺死ぬわ!!このままじゃ絶対死ぬ!!!
やっぱり結婚してくれよぉぉぉ!!｣
獪岳｢てめっ!!Aから離れ｢獪岳、大丈夫だよ｣っ…｣
善逸の頭を撫でて｢柱の貴方がそんなんじゃ継子に顔が立たないわよ？｣と笑いながら髪に触れる
善逸｢……じゃあせめて俺と結婚して？｣
貴女｢無理｣
善逸｢なんでぇぇぇぇぇ!!｣
私の頭上で大泣きする善逸に苦笑いしていると1人の生徒が近づいてくるのが見えて何気なしに見る
貴女｢!!｣
｢鬼殺隊……の方ですよね？｣
善逸｢？
なっ……お前…………｣
｢？
あ、名乗ってなかったですね
俺は竈門炭治郎です｣
そう言って笑った彼は直ぐにあの人の生まれ変わりだと悟った
善逸｢あ……あっ…………｣
炭治郎｢？｣
貴女｢善逸、呼吸が乱れてるよ
初めまして竈門君
私は雫石Aって言います。それで私達に何か用かな｣
善逸から離れて炭治郎と目を合わせる
この雰囲気からして前の記憶は無いのだろう
炭治郎｢あ、はい!
警察の方が話を聞きたいと言っていたので呼びに来ました｣
貴女｢そっか、教えてくれてありがとう｣
頭を撫でると、慣れないことなのか頬を染めて下を向く炭治郎
可愛い……
貴女｢ほら、善逸行くよ｣
今だ放心状態の善逸の腕を引いて外に出る
善逸｢炭治郎は絶対に記憶があると思ってたのに……｣
貴女｢…うん、私も予想外だ
でも炭治郎が今幸せそうで安心した｣
彼の過去はあまりに壮絶すぎる
貴女｢記憶が無いのなら無理に戦わせる必要は無い
今度こそ彼を守ろう
禰豆子ちゃんも守れるしね？｣
善逸｢頑張るわ｣
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噂話
Aは昔から人の頭を年上年下関係なく撫でる癖があるみたいです
誰彼構わずやるので度胸があると噂
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油揚げ(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！笑える要素もあってとても楽しく読ませてもらってます(*´▽｀*) (2019年10月24日 23時) (
レス) id: 0de8082f55 (このIDを非表示/違反報告)
あやのん(プロフ) - いつか枯れるwww捉え方うける笑笑 (2019年10月22日 3時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！さん» 灰になる途中なので｢倒れている｣と書きました。分かりづらくてすみません..... (2019年10月21日 23時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - ですがいろいろ設定を変えているのでしょうか？ (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - 8話のところ、「鬼が倒れている」とありますが鬼は首を斬られたら消えますよ。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2019年10月11日 23時
