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111話 ページ11

いつもの登校とはまた違い、校舎に来るのに何倍もの時間をかけてようやく辿り着いた

生物は私達が暴れていたのに気づいていたのか外に出ていて、私たちを見るなり満面の笑み



殺せんせー「…なるほど、レーザー発射は日付が変わる直前ですか」

倉橋「殺せんせー、逃げよ?
私達が人質でも何にでもなるし!!」

殺せんせー「どんなに君たちを人質に取ろうと、レーザー発射は止められないでしょう
それに、この混乱を沈めるのはこれが得策です」

貴女「生物、君は気づいていたんだろう?
最終的には自分がこの世から消されることに」


目で追えない速さ、強さを持つ生物
そして自由に飛び回る、殺し屋でも殺せない

そんな生物を世界の偉いヤツらが放って置くわけがない


殺せんせー「……どの道息の根を止めたい、と思うのが妥当です」

不破「もっと早く行動してれば……!!
テレビやネットにでて殺せんせーのこと伝えれば……!!」

貴女「無意味だよ」

生徒「!!」

貴女「そんな事をすれば私達はこの生物に強い洗脳をかけられていると思われて最悪、精神病院に連れていかれる
悪くてもさっきの所より厳重な設備の中に閉じ込められるだろうねぇ」

磯貝「じゃじゃあ!!ココから逃げよう!!
俺らと一緒に静かなところで「此奴が大人しくすると思うか?」んっ………」


何も言えなくなった磯貝


貴女「社会は自分の安全しか見ていないんだよ
君達がどんなに世界にこの生物の事をいい人物風に言ったとしても地球がこいつの所為で終わるかもしれないと聞けば、確率のことなんて聞かずに逃げ出す

社会的地位が高ければ高いほど人間は慢心して話を聞かない
これが社会だよ」


理不尽で埋もれている汚い世界だ

そう呟けば皆が押し黙る


殺せんせー「けれど、Aさん
社会を否定してはいけませんよ、それは率直に時間の無駄です
そういう時は「世の中こんなものだ」と悔しい気持ちを乗り越えるのが大切なんです

社会の激流が自分を翻弄するならばその中で自分はどう泳ぐべきか
やり方は学んだはずですこのE組(暗殺教室)で


…ところで中村さん、山中君の足音は大人しかったですね
それに甘い匂いも…」


目線が中村に集まると中村は観念したように1つの箱を取り出した

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- この後夢主ちゃんがムルソーに行くって展開をちょっと期待してた((( (2023年4月30日 13時) (レス) @page17 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
流貴(プロフ) - 泣いた (2020年5月12日 22時) (レス) id: 5a6e7f5402 (このIDを非表示/違反報告)
あやねっち - 1からここまでよみました 最高でした (2020年4月21日 12時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2019年10月6日 14時

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