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60話 ページ10

2週間後のテストでは勉強を全くしていなかったものの2位という結果


フェリシア「じゃあねA、楽しかった」

貴女「うん、私もそれなりに楽しかったよ」



フェリシアは研修を終えてテストが終わると同時くらいにイタリアに帰った



貴女「………返信が無いね」

岡野「ん?どうしたの?」

貴女「君には関係ない……と言いたいところだけど
数日前に帰ったフェリシアから突然連絡が来なくなってね」


携帯の画面を見せる
そこには毎日何かしら送っていたメールが3日ほど前から途切れている


岡野「おかしいね、フェリシア先生Aのこと溺愛してたし、そんなに毎日メール送ってたら途切れさせることもないだろうし……」

不破「事件に巻き込まれた……とか!!?」

貴女「さぁね…」


携帯を閉じて鞄を肩にかけ一足先に帰る


貴女「さて、準備は整った……とあとは…」









岡野「Aが毒を吐かないなんて相当不安なんだろうね」

矢田「太宰先生達もこの頃見ないし…ちょっと不安……」

片岡「Aも一緒にやって欲しかったけど気が落ちてる人にさせるのもちょっとあれだから私達だけで頑張るぞ!!

題して、ビッチ&烏間くっつけ計画!!」






『って、奴をやろうとしてるけど
これって奴の計画に入るんじゃない?』


イヤホンから生徒達の元気そうな声が聞こえる
ハッカーであるヴォネガットが盗聴器を私の机に仕掛けるよう言ったのはそのためか…


貴女「……仕方ない、ハマらせよう
彼らもそれから学ぶことがある

それに、これがなくとも奴はイリーナを丸め込むくらい容易い」

ヴォネ『……ねぇ、A
無理してない?』

貴女「………ここで奴らを仕留めなきゃまた今度そのものがない可能性がある
だから、しなきゃいけないんだよ

それに私にはまだ君たちがいるからね」

ヴォネ『…そっか、私達は絶対Aの味方だから
何があっても』

貴女「…うん、信用しているよ」


ヴォネガットとの通話が切れたのかイヤホンからブツッと音がする


貴女「……これで終わらせる
もう逃げ回る人生なんて懲り懲りだからね」

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麻理(プロフ) - 何時も面白くて更新が待ち遠しいです。1つ間違いが御座いましたので忠告させて頂くます。ヒョードルではなくフョードルですよ。 (2019年10月1日 13時) (レス) id: 41040ea4ef (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - かなり遅くなりましたが、続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい! (2019年9月16日 21時) (レス) id: 4a698e5aae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2019年9月16日 18時

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