67話 ページ17
潮田 side
Aさんの話を聞いて「罪なき命を狩って閉じ込めている」と思い絶句する
貴女「私は殺してないし、ここに入っているのは入れることを了承した魂達だよ
私の意思だけで閉じ込め、罪を償わせることも出来るけど
そんなこと出来る立場でもないしね」
それを察してかAさんは落ち着いた口調でそう話した
槍檻を消して「さて…」と倒れている遺体に近づく
中原「………知り合いか?」
貴女「……私を引き取ってくれた人達です」
全「!!!!」
貴女「……だから引き取る時に言ったんです「私と居ると死ぬかもしれない」って
なのに彼ら……」
僕達からはAさんの顔は見えないものの声だけでも泣きそうなのが分かる
そりゃそうだ、引き取ってくれた親が自分のせいで死んだのだから
「くっ………ハハッ……そいつらぁ、「お前のせいでこんな目に遭ってる」って言ったらなんて言ったと思う??」
Aさんの異能に潰された男はまだ息があったのか片腕を抑えながらゆらゆらと立ち上がる
「「Aのせいじゃない」「そうだとしても俺たちはAを愛している」だとよぅ……?
愛されてるなぁ?羨ましいよ」
男はふらつく腕でAさんに銃を構える
僕達や殺せんせーは焦るもののAさんや中原さんは動かない
Aさんに至っては彼すら見ておらずずっと親の遺体を見ている
「腕をもいでも…目を潰しても…
コイツらはお前のせいだと言わなかった……いい、家族愛だ
だから俺は考えた、コイツが死んだ後にお前もあの世で再開させてやろう
3人あの世で仲良くなぁ!!!!」
パァン!!!!!!
潮田「Aさん!!」
銃声が鳴り響き耳が痛い
だけど耳の痛みよりも僕は目の前の光景に驚いていた
「………ゴフッ」
貴女「……君は簡単には殺さないから」
ゆっくりと立ち上がり地面に倒れる男に近づくAさんの手には黒い銃が握られていた
Aさんはそのまま男の傷口にヒールで踏み潰しグリグリと押し込んでいく
「アァァァァ!!!!」
貴女「急所も全て外している、君が死ぬ原因は「ショック死」または「出血死」だけど…安心してよ」
Aさんはゆっくりと血が滴る足を男から離し笑顔で
貴女「君は死んだあともこの苦痛から逃すことはしないから」
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麻理(プロフ) - 何時も面白くて更新が待ち遠しいです。1つ間違いが御座いましたので忠告させて頂くます。ヒョードルではなくフョードルですよ。 (2019年10月1日 13時) (レス) id: 41040ea4ef (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - かなり遅くなりましたが、続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい! (2019年9月16日 21時) (レス) id: 4a698e5aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水菜目 | 作成日時:2019年9月16日 18時