生きてる人間は嫌いです 弐 暗殺教室×文スト

85話 ページ35

前原「なんか……量多くね？」


私と男の前に並べられたのは全部で104枚


男「52枚じゃすぐに終わっちゃうからね、僕が用意したのはこれ、同じマーク、数字じゃないと取れない
勝敗は先に３勝したほうが勝ちだ」

潮田「難易度が……」

赤羽「相当高いね
でもAさんなら…」

男「じゃあ先行は僕から」

貴女「どうぞ」





生徒「!!?」

男「やった、一発で54枚取れたー!!
僕の勝ちだね」

吉田「なっ…!!完全にイカサマじゃねぇか!!!!
トランプになにか仕込んでるだろ!!!!」


吉田はそう言ってトランプを持ち360°全て見る


吉田「い…一緒だ……」

男「なんの根拠も無いのにイカサマなんて…酷いなぁ」

速水「でもっ…運がいいの域を超えて「Aちゃん、見分けついたかい？？」え？」


太宰さんは私と男の間に立っており不敵に笑っている


男「見分け……って…」(まさかもう分かったのか!!?)

貴女「そうですね
太宰さんのように自信はありませんが」

片岡「ど、どういう…」


片岡のつぶやきに私はカードを並べる太宰さんの手元を見ながら口を開く


貴女「吉田、トランプには確かに仕込みがされてある
だけどそれは54枚、勝てる枚数しか仕込まれてない

だから先手の方は有利…というか勝利が確定している」

男「!!!!」

国木田「太宰!!急にトランプを買ってこいとはなんだ!!!!」


国木田さんがトランプの箱を持ってきて太宰さんに投げつけた


太宰「いてて…ありがとう国木田くん
さて、君のイカサマカードでまたやるわけにも行かないし…
今度はこの新しいトランプも混ぜてやるとしよう
Aちゃん、仕分けるの手伝って」


仕込まれているトランプを全て捨てて新しく配置する


貴女「…次も君からでいいよ」

男「っ………」


勝負は私が52、相手も52の引き分け


男「ふぅ……」

男(これなら…俺の勝ちだ
アイツもトランプを変えたものの何が何かまでは分からないはず!!なら完全な運ゲー!!!!)

貴女「うん、もう大丈夫」

男「？」

貴女「飽きてきたし……タネも簡単だった
もう負けないから早く終わらせよう」


男はその言葉に目見開く
勝てるとでも思った…？

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