69話 ページ19
「な…な………!!」
中年男性は目の前の光景が信じられないようで一歩、後ろに下がる
宮沢「痛たた…」
中原「当たってねぇのに痛てぇはおかしいだろうが」
与謝野「なんだい、怪我人が………って、あれはもうダメか」
貴女「なんで…探偵社がここに……
それにフェリシアも…」
驚きが隠せず周りをキョロキョロしてしまう
太宰「私たちのところにそこの中年男性を捕まえて欲しいと依頼が来ていてね
本拠地に行ってみると、丁度爆発
フェリシアくん達は瀕死状態だったから与謝野先生の異能で完治、そしてここに来たと言うわけさ」
フェリシア「ガルシアの異能で一瞬だけ時間を止めてね、その時に俺の異能で俺らを囲い即死を免れさせたんだ」
貴女「…そう」
嬉しさと安心で涙が流れそうになる
下を向いて目に溜まった涙を拭く
「チィ……捕まるわけにはいかん………!
そうだ、A
この際だひとつ教えてやろう
お前の想い人、織田作之助がミミックに殺されただろう?
ミミックに織田作之助の事を紹介したのは私だ」
貴女、太宰「!!」
杉野「織田作之助?」
倉橋「想い人って……」
「私が彼の事を話さなければ織田作之助は今だに生きて」
太宰「やめるんだA」
太宰さんが私の肩に手を置いて私の異能を解く
太宰さんが止めてくれなければ今頃私の目の前にいた男の首は吹っ飛んでいる頃だ
異能は消されたものの私の感情は高ぶっていて何を起こすのか自分でも分からない状況
太宰「こんな奴の煽りに乗るなんてらしくないじゃないか」
貴女「太宰さん………私を気絶させてください
このままだと、太宰さんを蹴り飛ばしてこの男を殺してしまいそうです」
太宰「………分かったよ」
太宰さんの声と同時に首元に強い衝撃を感じ体から力が抜ける
太宰「さて、色々話を聞きたい
着いてきて貰えるね?」
意識を失う寸前に聞こえた太宰さんの声は酷く冷たかった
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麻理(プロフ) - 何時も面白くて更新が待ち遠しいです。1つ間違いが御座いましたので忠告させて頂くます。ヒョードルではなくフョードルですよ。 (2019年10月1日 13時) (レス) id: 41040ea4ef (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - かなり遅くなりましたが、続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい! (2019年9月16日 21時) (レス) id: 4a698e5aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水菜目 | 作成日時:2019年9月16日 18時