59話 ページ9
ヨナside
クムジ「…戯れが過ぎたな
ヨナ姫がこんな所でこのように自尊心の欠片もなく仕事探しなどする訳もない
お前のような女が姫なものか
第一あの姫は従者に連れ去られ殺されたと聞く
お前のような下賎なものは知らんだろうがな」
そう言ってクムジは部屋から出ていった
出ていったのを確認して私はユンの方へ走って近寄る
ヨナ「ユン…大丈夫？」
ユン「もぅ!!か弱い女を蹴るなんてサイテー」
ユンは痛がっているものの案外余裕そうで少し安心
ユン「ヨナこそ足青くなってるよ、痛いでしょ？」
ヨナ「全然、痛みなんて忘れたわ」
ユン「俺は忘れないよ…この痛み100倍にして返してやる」
「出してください!!
話が違うわ!!」
一人の女性が扉を叩いてそう訴える
ざわざわとし始めるこの部屋に
「無駄だよ
私は2週間前からここにいる、誰も出しちゃくれない
クムジ様にとっちゃ私たちは道具と同じこの町はずっとそういう所だったでしょ？」
ヨナ「…変えたい、と思ったことはない？
この町からクムジを退けみんなが自由に暮らせるように闘おうと…思ったことはない？」
「何あんたホントにこの町の人間？
そんなこと言うのは外の人間と強い人間、あとはよっぽどのバカとあの女だけよ」
ヨナ「特別強くもないけどこの町を変えようと命がけで戦っている人達を私は知ってる」
「何を言ってるの
誰か助けに来てくれるとでも？そんなバカいないわよ」
ヨナ「それは分からない
でも貴方達のいうバカが手を差し伸べたら信じてその手を握り返すわ
行きたいと思うならどうか、死にものぐるいで生き延びて
そうすれば明日この町は変わる」
「……はっ、あの女も同じようなこと言ってたな」
女の人は「はっ」と笑った
ヨナ「あの女？」
「あんたは知らないか
あんた達が来る前、紫の髪の女が連れてこられてね
あんたと同じようなこと言ってたよ
まぁ、あの女クムジに連れていかれたけど」
ヨナ、ユン「!!?」
ヨナ「…その女の人の特徴を教えてくれない？」
「何？姉妹なの？
紫の髪でストレート、髪を赤くしたらあんたと同じ顔だろうね」
やっぱりAはここにいたんだ
クムジに連れていかれた……ってどういう事？
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あきいろ(プロフ) - 83話が88話になってます！ (2019年5月20日 0時) (
レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» oh......中学生か……若い……わしゃ高３です……はるかに年上だった…… (2018年5月4日 23時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - あ、僕中１のガキなんでw水菜目さんのほうがはるかに年上でいらっしゃいますよ (2018年5月4日 17時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» ええ子や……!!(年上だったらごめんなさい)わぁ、めっちゃ単純覚えやすいwww (2018年5月4日 17時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - いえいえ(^^)/暁のヨナのキャラの誕生日って単純ですよ（ヨナは４月７日、ハクは８月９日などw） (2018年5月4日 15時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2017年9月1日 21時
