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54話 ページ4

ヨナside

ヨナ「どうしたの?
具合でも悪いの?」


その人の所へ近づき話しかけるとなにかに怯えたような目で「べ…別に…」と去ろうとしていた



ジェハ「君、女の子だね」

ガシッとその人の手を握るジェハ


「ど…どうして分かったんですか?」

女の人は震えながらもそう聞いてきた


ジェハ「あえて言うならニオイ」


「やだ…この人変態」

ヨナ「これがヘンタイ」

後でハクに言おう


ジェハ「役人から逃れるために男装を?」

「はい…」


ジェハ「それにしたって、さっき君が怯え方が異常じゃなかったね
何かあった?」


ジェハ「クムジ…役人になにかされた?」

優しく問いかけるジェハに女の子は頭を抱えて


「わ…分からないんです…分からないんです」


ジェハ「分からない?」


「すっ…数日前
割といい仕事があると聞いて私と友人はとあるお店に入ったんです

友人はとても綺麗な人でした

私と友人は中に通されましたが友人だけが奥の部屋に呼ばれました
私は帰っていいと言われて

帰り際少し気になって彼女が入った狭い部屋を見たんです

一瞬でした

彼女が入った床が開いて彼女は闇に吸い込まれて行ったんです」



「わっ…私は恐ろしくなって転がるように店を出たけど……
あの子は…あの子はあれから二度と帰ってこなくて…

後から知ったんですが、あの店はヤン・クムジ様の店だったんです
私はそれから役人が怖くて

私の友人はいっ、一体何処に…」


そう言い異常な位怯える彼女
チラッと横目でジェハを見ると少し考えているようで


ジェハ「……間違いないな
それは人身売 買の収容所の入口だ…それもいくつかあるうちのね」


「えっ…人身……?」


ジェハ「大丈夫、君の友達は無事だ
可哀想によほど怖かったんだね

涙をふいて、僕が何とかするから」


そしてペラペラと口説きが始まるのを眺めつつ私も少し考えていた


「じゃ…じゃああの人もその場所にいるのでしょうか…?」


ヨナ「あの人?」


「はっ…はい……私の友人が落とされて転がるように逃げた私は去り際に布に包まれて運ばれる女性を見たんです

その人は頭しか見えなかったのですが確か…紫の髪をしていました」


ジェハ、ヨナ「!!!!」


Aもそこに居る!!?

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あきいろ(プロフ) - 83話が88話になってます! (2019年5月20日 0時) (レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» oh......中学生か……若い……わしゃ高3です……はるかに年上だった…… (2018年5月4日 23時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - あ、僕中1のガキなんでw水菜目さんのほうがはるかに年上でいらっしゃいますよ (2018年5月4日 17時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» ええ子や……!!(年上だったらごめんなさい)わぁ、めっちゃ単純覚えやすいwww (2018年5月4日 17時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - いえいえ(^^)/暁のヨナのキャラの誕生日って単純ですよ(ヨナは4月7日、ハクは8月9日などw) (2018年5月4日 15時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2017年9月1日 21時

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