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8話 ページ8

「え?………え?」


男は困惑したように私を見る


貴女「ハッ……急にこんなこと言われても困りますよね
えっと………どう説明すればいいのかな…取り敢えず死にたいんです!!」

「それを俺に志願すんな!!」


男は青筋を立てて私に切れたあと立ちあがると私の腕を引く


貴女「あの」

「事情はどうあれ取り敢えずこの山から抜けよう
お前はただの人間だろ?ここに居ちゃ危険だ」


君は俺が守るからね
と男は私に笑い手を引いて歩き出す


(鬼を倒してこの女にいいところ見せて惚れさせる!!そして出世、万々歳だ!!)

貴女(この人手汗?すっごい)


手を離すことも出来ずされるがままにしているとふいに彼は足を止めた


「…鬼だ」

貴女「!!」


男は腰にある刀に手を伸ばし「君はここに」と言葉を残し鬼の前に出た


「丁度いいくらいの鬼がいるじゃねぇか
こんなガキの鬼なら俺でもやれるぜ」

貴女(ガキ?この森に子供なんて累と姉くらい…
まさか!!)


物陰に居たから見えなかったが鬼を確認すると見覚えのある後ろ姿、累だった
強さはよく分からないが無惨さん直属の部下らしいので強いと思う


男が累に斬り掛かるとき二人の間に入る


貴女「累ダメ!!!!」

「なっ!!!!」

貴女「っ…」


目の前ギリギリで糸は止められたが男は止めることが出来なかったのか背中を思いっきり斬られた


累「……ねぇ、彼の方の大事な人に何してるの?
それに君…なんて言った?」


累は怒っているのかいつもと雰囲気が違う


貴女「累…これ以上人を殺すのはやめて」

累「さっき、同族に殺されかけててよく言うよ
君が起きてるとまた間に入り込むかもしれないからね

少し眠ってなよ」


首筋を叩かれ私はそのまま意識を失ってしまった



炭治郎 side


子供の鬼と話していた時に割って入ってきた男は子供の鬼を殺そうとした
だけど懐かしい香りと共に一人の人間が間に入る


この香り…!!


炭治郎「姉さ…」


ザシュッ…


嫌な音がして血飛沫が見えた
顔を歪ませよろける姉さんとその後ろで驚いた表情をする男


貴女「累…これ以上人を殺すのはやめて」


姉さんは昔と変わらない優しい桜の香りと、東京で会った男、鬼舞辻無惨の香り
そして、もう1つ知らない香りをさせていた

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al8056(プロフ) - 煉獄さんオチで!! (2020年4月14日 3時) (レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 33話なんですけど昔はキスではなく接吻ですよ!! (2020年4月14日 3時) (レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 苺さん» え、本当ですか!!ちょ、訂正!!(語彙力皆無)教えてくれてありがとうございます!!!!!!!! (2020年3月14日 4時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんが、、、、富岡に、、、 (2020年3月13日 23時) (レス) id: 1feaec087f (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - 面白いですねありがとうございます (2019年10月13日 19時) (レス) id: 25e4f98829 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2019年3月20日 22時

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