私は＿＿じゃない!! 鬼滅の刃

18話 ページ18

童磨「本当、神様って意地悪だね
顔も性格も良くて鬼に狙われやすい稀血…君は前世に何かやらかしたのかい？」


僕がこの苦しみから解き放すことが出来たら良かったのに

そう言って鬼の息が首元にかかる


貴女「はなし……て!!!!」

童磨「!!カハッ…」


思わず刀で背中を刺し鬼は口から血を吐くが直ぐに笑いだし私の上から離れる


童磨「君は知らないのかい？鬼は首を斬らないと死なないんだ
だからこんな攻撃効かないよ、でも……」

貴女「!!」


鬼の体に刺したはずの刀は私の腹部を貫いていて


童磨「痛みは感じるんだ
君は俺を刺したんだ、刺されても文句はないよね？」


鬼はニヤリと笑いゆっくり近づいてくる
マズい…そう思いながら刀をゆっくりと体から離す


貴女(血が流れすぎて頭痛い…でも倒れるわけには…
早く傷塞がってよ…)


鬼と睨み合っていると男の悲鳴が聞こえ2人でそっちを見る


「お、鬼!!?
俺は鬼を3人も倒したんだぞ!!!!」

童磨「全部？雑魚の鬼3匹殺しただけでそんなに悠長にしてるとは…君も大変だねぇ」

「ヒィィィィ!!!!」

貴女「あっ!!」


男は素早く立ち上がると逃げようとするが鬼がそれを見逃してくれる訳でもない


童磨「血鬼術、ちり蓮華」


私は走って男を倒す


「いっ……てぇ!!死ぬならてめぇ一人で……!!」

童磨「女を置いて逃げようとした挙句命を助けられて罵倒とは…最低だな君」


男の上に倒れ込んだ私は背中に鬼の血鬼術、ちり蓮華が無数に刺さり痛みで体が動かせない

鬼は余裕そうに近づいてくる


「クソっ…こうなったら……!!」


男は立ち上がり私の服を掴むと


「っらぁ!!!!」

童磨、貴女「!!?」


鬼の方へ投げつけ、逃げ出した
鬼は驚きながらも私をキャッチ、衝撃で私は痛みに耐えきれず意識を失った





「その女が餌になってる間に俺は!!!!」



私は……あなた達を生かすために頑張ったのに…
私の頬を伝った涙は私を抱き上げている鬼の腕に落ちた

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