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17話 ページ17

鬼がいつ来るかもわからない状況だが、後藤さんが人を連れてくるのを待とうと怪我人を集めて縁にさせる

使えはしないが、一応隊士の人の刀をお借りする


「あっれぇ?Aちゃんが1人で何してるの?」


声が後ろから聞こえて刀を構えて素早く振り返る


「そこで倒れてるのは餌?」

貴女「上弦の弐!!?」


木の上から「男ばっかじゃん」と呟いたあと地面に降りて私と目を合わせる


童磨「Aちゃんがあの方から逃げ出してもうカンカンだよあの方」

貴女「知らない……私はあの人のものじゃないから」

童磨「今はでしょ?
何が気に食わないのかなぁ…あ、しつこい所とか?」


ヘラヘラ笑う鬼に苛立ち刀を鞘から抜いて構える


童磨「…Aちゃん刀をあんまり持った事ないでしょ
立ち方おかしいもん」


数メートル先に居たはずの童磨は一瞬にして私の右側に移動すると腕と腰に手を当て


童磨「立ち方はこうだよ」


と丁寧に教えてきた


貴女「っ!!触るな!!!!」


刀を鬼に振るうがひらりと避けられ男は手に着いた血を舐める


童磨「やっぱり稀血って美味しいよね
それに…君は格別だ」

貴女「私の血……!!?」


意味がわからなかったが左目の方が赤く染まりいつの間にか頭から血を流していた


童磨「今すぐここで喰べたいけど、喰べたら怒られるしなぁ…
血はある程度なら飲んでいいって言われたし…?」

貴女「っ…!!」


刀を持って童磨に向うがヒラヒラとかわされ簡単に腕を掴まれる


童磨「捕まえた」

貴女(鬼って力強くない!!?)


無惨さんの時もそうだけど人間の力じゃピクリとも動かない
幸い刀を持っている方の手を掴まれていたので空いていた手で扇子を取り出し桜吹雪で童磨と距離をとる
童磨が掴んでいたものは桜となり消えていく


童磨「!!
へぇ、なかなか面白い力を使うじゃないか」

貴女(どうする?逃げる?いや、この人数を一気に移動させる自信はない
それにこの鬼がどのくらいの速さでたどり着けるかも……

くそっ…考えろ…!!!!)

童磨「もう手札はないのかな」


ハッとするも反応が遅く気づいた時には頭を掴まれ地面に倒されていた


童磨「うーん…やっぱり刀は持ったことないのか
隊士でもないみたいだしね、見たことない服してるし」


これじゃ血が飲めないと頭巾を取られ遠くに投げられる


童磨「…君ってほんと、かわいそうな生き物だね」

貴女「?」

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al8056(プロフ) - 煉獄さんオチで!! (2020年4月14日 3時) (レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 33話なんですけど昔はキスではなく接吻ですよ!! (2020年4月14日 3時) (レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 苺さん» え、本当ですか!!ちょ、訂正!!(語彙力皆無)教えてくれてありがとうございます!!!!!!!! (2020年3月14日 4時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんが、、、、富岡に、、、 (2020年3月13日 23時) (レス) id: 1feaec087f (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - 面白いですねありがとうございます (2019年10月13日 19時) (レス) id: 25e4f98829 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2019年3月20日 22時

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