88話 ページ38
その日の夜本丸に誰か入ってきたようだ
近侍の三日月は刀を持ち
三日月「主はここに居てくれ
様子を見てくる」
スタスタと部屋を出ていく三日月と入れ替わるかのように鶴丸が部屋に入る
数分もしないうちに廊下からバタバタと音がする
貴女「!!?獄寺君」
私がそう呼んだ瞬間彼は私を見ると胸ぐらを掴み無理やり立たせ壁に押し付けた
獄寺「てめぇ!!どういうつもりだ!!」
鶴丸「それはこっちのセリフだぜ坊主」
獄寺君の首元に刀を当てる鶴丸
貴女「鶴丸やめて!!友人なの
獄寺君も手を離してくれない？」
鶴丸が刀を下ろすと獄寺君に乱雑だか開放された
貴女「それで…どういうつもりとは？」
服装を直し彼を見る
獄寺「どうもこうも、なんで山本を殺った」
貴女「…え？」
衝撃だった
山本君がやられたのも驚きだが1番は
貴女「私を犯人だと思いなのですか？」
心臓がこれでもかと言うくらい跳ねる
息が苦しい
獄寺「山本だけじゃねぇ
ボンゴレの傘下だったギーグファミリーもてめぇがやったんだろうが」
貴女「そ、そんな…
だって私は」
獄寺「こっちには証拠もあんだよ」
ポケットから出されたのは1枚の写真と
貴女「!!!!」
私が買ったばかりの所々ちぎれそうな青い髪紐
写真には赤黒い液体で「黒髪」と書かれている
獄寺「ギーグファミリーの奴らは「黒髪」と言葉を残し
このご時世髪紐を使って結ぶ人物は少ねぇ
野球部の部室にこんなもの落ちてるのは決定的だろ」
彼等も私が犯人だと驚いているのだろうが
私が1番驚いているのだろう
貴女「で、でも…仲間同士で争うなんて…」
「おかしい」
そんな言葉を口に出したかったのだが彼の目がそう言わせてくれなかった
獄寺「仲間？てめぇが先に裏切ったんだろうが!!
明日、継承式が終わった時てめぇの身柄はボンゴレファミリーボスである沢田綱吉が決める
それまで残りの人生を噛み締めてろ」
吐き捨てるように彼は言うと本丸から出ていった
あぁ、苦しい
体から力が抜け私はその場に倒れた
鶴丸や他のみんなが心配する声を聞きながら目を閉じた
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雪豹(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ まさかの終わりですね(；^∀^) そして、彼氏だった雲雀さん出ず……(._.) でも、裏切られたらそう簡単には信じられないのは分かりますね(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。) (2018年12月25日 5時) (
レス) id: 5c79542a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年7月19日 15時
