百十一話 ページ14
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「クラウス！右に2、後ろに1________
ザップ！左後ろに３！」
私は空から指示を出す。
先程の電話。
"創造主"からだった。
________
『ごめんねー、こちらの手違いでそっちにｸﾞｰﾙ送っちゃったから‥』
「仕方ないですね‥場所は？」
『霧の森。それじゃ、よろしくねー。あと、暇ができたら顔見せてねー』
はいはい、と軽く返して、呆れながら皆に依頼内容を伝えて森へと向かった。
________
「どれくらいいるか、聞いとけば良かった‥」
自身の不手際にため息をして、再び金色で下を見る。
ｸ「A、そちらからの様子はどうだ」
ｻﾞ「わんさか出てくんぞ、おまえのカミサマどんだけ送ったんだよ」
「それが‥聞いてなくて」
通信機越しに舌を出す。
下を見ると残り25体ほど、街へと向かっていた。
これはまずい。
「森の方は大丈夫です。街に向かってる奴等がいるので、排除してきますね」
ふわりと羽を方向転換。
森にいる組には、ちゃんと帰れるようにそれぞれ向かうべき方向を告げた。
「あれ、は‥」
数十キロ先にｸﾞｰﾙを目視。
ついでにレオも。
ﾚ「わ、ちょ、えぇ！？」
流石にレオ一人じゃ、ｸﾞｰﾙ25体はしのげない。
「________レオ！」
ｸﾞｰﾙが襲う、その一寸前に。
「________天声、-絶対服従-」
金色に輝く瞳は、ｸﾞｰﾙの動きを止める。
レオのを庇うように、ｸﾞｰﾙの前に両手を広げて制す。
「________天へと還りなさい」
手をかざして横に大きく一振り。
すると、ｸﾞｰﾙの足元に陣が現れ、転送された。
「‥大丈夫？レオ」
ﾚ「‥うん、ありがとうA」
立ち上がって、へら、と笑うレオに私も頬笑む。
丁度みんなも帰ってきた。
「おかえり、みんな」
ﾂ「あなたのお陰ですよ。司令塔があなたで良かったです」
ｻﾞ「とーぜんだろうがよ魚類！なめてんのかあ"ぁん？」
ｽ「下らないのは後にしてくれないか。まだAには仕事があるんだから」
普段の日常。
みんなのいる場所。
私の居場所。
ﾁ「時間、大丈夫なの？」
「あ！あとちょっとしかない！」
私は地面を蹴りあげた。
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アンネ - 主ちゃんの心とかスティーブンさんの想いとかがとてもわかりやすくて面白かったです！これからも活動頑張ってください！ (2019年3月9日 17時) (
レス) id: 67a1c3a937 (このIDを非表示/違反報告)
鈴巴 - 主ちゃんが仲間と一緒にいて少しずつ、でも大きく成長していくのが読んでいてとても楽しかったです！これからも活動頑張って下さい！(^▽^)/ (2018年6月16日 22時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみさん» ご指摘ありがとうございます。大変失礼しました。 (2018年2月9日 21時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。 (2018年2月9日 20時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ししょー | 作成日時：2018年2月9日 20時
