百十二話 ページ15
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いってきますを告げて、向かった先にはステージ。
今はAじゃなくて"マライカ"として。
「皆さん、来てくれてありがとうございますっ!」
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夕暮れ、一日を終えてかえり道。
「へとへとだぁ‥」
メインルームに通ずる扉をあける。
珍しくみんながいた。
『『おかえり、A』』
「ふへ、ただいま、みんな」
スティーブンが私の前に来る。何やら小箱を持っていた。
ス「お疲れ様。カミサマから届け物だよ」
「カミサマ‥から?」
箱をあけると、何もなかった。
いや、正確には、箱の底に書かれていた文字があったのか。
「‥お疲れ様、もう事務ミスはしません。お許しください‥」
何ともしょうもない内容だ。
感動も何もない。
くだらなくて、笑っていた。
気づけばみんな笑っていた。
私の仲間、
私の治める地、
私の助けた人、
私の愛する街、
私を愛する人。
みんなここにある。
私の居場所がここだから。
レ「よかったね、A」
「当然よ。だって私は________
私は、HLの専属守護天使。
HL's angleだもの」
透金色が、揺らめいて、
白い糸のような髪が、ふわりと揺れていた。
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アンネ - 主ちゃんの心とかスティーブンさんの想いとかがとてもわかりやすくて面白かったです!これからも活動頑張ってください! (2019年3月9日 17時) (レス) id: 67a1c3a937 (このIDを非表示/違反報告)
鈴巴 - 主ちゃんが仲間と一緒にいて少しずつ、でも大きく成長していくのが読んでいてとても楽しかったです!これからも活動頑張って下さい!(^▽^)/ (2018年6月16日 22時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみさん» ご指摘ありがとうございます。大変失礼しました。 (2018年2月9日 21時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。 (2018年2月9日 20時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししょー | 作成日時:2018年2月9日 20時