【短編集】シスコンな兄の尻拭い【銀魂】 (ページ8)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:8,300 hit

酒は飲んでも飲まれるな　① ページ8

色々あって飲み会を開くことになった。
　会場は茂茂様が用意してくださったのだが……

戦「おい、Aの隣に座ってんじゃねーよ。そこは俺の席だ」
銀時「みみっちィこというなよ義兄さん」
戦「てめーに義兄さん呼びされたくねェ！」

高杉「オメーらうるせぇぞ。それよりヤクルコ持ってこいよ」
桂「ここは飲みの場だぞ、ヤクルコより酒が欲しくならんか」

神威「Aちゃんの前、空いてんじゃん。ここ俺の席ねー」
茂茂「Aの右隣なら空いているか、ならばそこに座らせてもらおう」
万斉「Aの音がいつもより早いな、少々飲みすぎたのではないでござるか？」
金時「なんか大量に酒出てきてるがAって酒強かったか？」
坂本「いやー、酒の席は賑やかでええのー」

　それぞれが皆、したいことをするカオスな状況。

A「いったいどういうメンツなのこれ……」

　一同集えるメンバーじゃないだろ、とツッコミたくなるのをなんとか抑える。
　部屋の襖が開けられて、またメンバーが増える。

土方「わりィ、遅れた」
沖田「土方さんがひったくり逃がすから長引いちまったじゃないですかィ。おかげでAの周りの席取られてやがる。土方しねコノヤロー」
土方「テメーはひったくり犯に言えや」

服部「なんかすげー騒がしいな。こんな集まるか普通？」
さっちゃん「無理もないわ。飲み会って言っても可愛い可愛いAの誕生日会も含まれてるんだから」
お妙「あら、こんなにたくさん食べ物が。料理作ってこなくてよかったわ」
神楽「肉！！肉よこせ！！」

　これ、大丈夫なの……？

銀時「あー、銀さんなんか酔っちゃったなァ。Aー、ちょっと膝貸してくんね？」
A「え？あ、うん」

　銀ちゃんに言われて膝を差し出すが、頭を乗せる前に銀ちゃんが消えてしまった。

　と思ったら引っ張られて端っこに投げ捨てられて

戦「テメーは嘘ついてまでAにベタついてんじゃねーよ変態が!!」
土方「おいおい、Aの周りに変な虫がいるじゃねえか。殺虫剤持ってこい殺虫剤」
高杉「本気で殺されてーようだな銀時ィ」
桂「待てお前ら、嫉妬は見苦しいぞ。銀時、酔ったならジャスタウェイ鍋を食べると良いぞ」
沖田「旦那酔ったんですかィ？ならちょうど良い所に酔い醒ましの薬(どく)があるんですがねィ」
神威「酔い醒ましならいい方法があるヨ。殺したら酔いも覚めるんじゃないかなっ？」

色んな人に殴られ蹴られボコボコにされていた。