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デカい犬に頭から食われる経験はそうそう得られない 五 ページ30

――巨大犬の飼い主C

「あのすいませーん!ニュースザ江戸の者ですが!!」

 花野アナは銀時に取材しようとしたが、銀時にスクーターで轢かれてしまった。

「オイオイダメだよー急に飛び出してきちゃあ。あれ?何でカメラあんだ?」

 銀時はスクーターを止めて降りる。
 カメラに気づいて不思議そうにしながら頭をかいていた。

「う……あの、巨大犬の……」
「アレか?ランク王国の街角アンケート?」
「!!ギャァァァ!!チャック開いてます!!前ェェェ!!」
「前?あ、カメラの前?この辺?」

 銀時はチャック全開だったらしく顔だけじゃなくて下にもモザイクがかかっていた。
 彼は気づかずズンズンとカメラの前に来る。

「で、質問は?不倫したい芸能人?」
「ちょっとォォ!カメラ止めてェ!カメラ!!」
「やっぱ結野アナかな〜。人妻になってこう……いやァでも俺には心に決めた女がいるしな」
「ちょ!その女の人に失礼だから不倫だとか変な妄想やめろ!」

 花野アナは銀時の発言に若干キレながらツッコんだ。

――巨大犬の飼い主D

 やっとまともな人きた、と花野アナはボソッと呟いた。

「あの、Aさん。あの巨大犬について聞きたいんですが」
「定春のことですか……やっぱり問題になっちゃいますよね」
「!!そ、そうなんですよ!」

 花野アナはやっとまともなやりとりができて泣き出しそうになっていた。

「ちょ、どうしたんですか花野アナ」
「それで!Aさん達は今後あの巨大犬をどうするおつも」
「あれッ!?花野アナ手、怪我してるじゃないですかっ」
「えっ」

 Aは花野アナの怪我に気づいた瞬間、声を上げて彼女の質問を遮った。
 花野アナはAに手を取られ、看られて驚く。

「足も擦りむいてるし。首や腰の骨は大丈夫ですか?」
「わっ……あ、あのっ、近っ……」

 足の擦り傷を見て呟き、Aはグッと近づいて他に怪我がないか見る。
 至近距離で彼女に問われて花野アナは顔を赤くした。

「あの天パに轢かれたんですか?ごめんなさい、すぐに手当てしますね」
「ゔ……もう全部の行動が天使すぎる……」
「大丈夫ですか?顔赤いですけど」

 Aは心配そうに花野のアナの額に手をつけて熱を測った。

「ッ!?あ、ああァッ、ありがとうございますぅぅ!!」

 花野アナは勢いよく鼻血を噴射して後ろに倒れた。

「え!?あ、ちょっと!?」

 Aの戸惑った声が聞こえて映像が終わった。

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設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2022年10月2日 5時

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