人の恋路を邪魔する奴は星に代わってお仕置きよ ニ ページ20
「あのアマぁ!Aをナンパしやがって!!」
「てめーは脊髄反射すぎるだろ」
連絡先を交換した女の子に戦がキレ、土方が思いっきり彼の頭をはたいた。
そんななか沖田が栗子たちのいく先を見て声を上げた。
彼女たちは観覧車に向かっていて、沖田が「観覧車はチューするために作られたんですよ」などと言って近藤が騒ぎ、片栗粉と共に至急栗子たちの方に駆けていった。
戦と沖田は楽しんでそれについていく。
「あ、ちょっと!せっかくのデート邪魔しちゃダメだって!」
Aは片栗粉たちを止めようと彼らを追っていった。
ベンチで一人残った土方はタバコをふかす。
以前に女性たちから接待を受けてモテているなか、マヨネーズ大量盛りのお茶漬け土方スペシャルを食べて引かれた時のことを思い出す。
「ククッ……」
(愛なんて、幻想だと思ってたんだがな)
『うーん。マヨネーズの味しかしないけど、まあカロリーのことを差し置けば食べれなくはないんじゃないかな』
Aが土方スペシャルを見たとき、実食してそんなことを言っていた。
あまりアレを食べる人がいなかったため土方自身も驚いていたが。
『褒めてんのか貶してんのかどっちだよ』
『いや褒めてはいないよ。分かれよ。アイタッ!なんではたくのォ!』
『お前にツッコまれるとなんか違和感ある』
『じゃあ過度なマヨラーの変なボケしないでよ!ツッコまざるを得ないじゃん!』
『ボケじゃない。
『なら余計ヤダよ!』
『……お前、あんま人の好み強く否定しないよな』
そのとき土方の疑問を聞いて、Aはある人物を頭に浮かべた。
『まあ……丼に小豆を大量に乗せる人もいるから』
『ゔ……なんだそれ』
『人のこと言えないからな!人のこと言えないからアンタ!』
「フッ……アイツと一緒にノッてみるのも悪くねーかもな」
土方はそういうと立ち上がり、Aの元に向かった。
観覧車の中で、栗子と彼氏の七兵衛は良い雰囲気になっていた。
「俺はその、お前のことが、す……」
「す?」
「す……」
「きゃああああ!」
七兵衛が想いを伝えようとした瞬間、横からヘリが並走して現れ栗子が悲鳴を上げた。
「なっ、なんじゃありゃああ!!」
ヘリから片栗粉、近藤、沖田、戦がライフル片手に姿を見せた
四人ともサングラスをかけていて
「殺し屋侍
「お命ちょうだいする」
近藤に沖田が続けて、四人ともライフルを構えた
人の恋路を邪魔する奴は星に代わってお仕置きよ 三 ※挿絵あり→←人の恋路を邪魔する奴は星に代わってお仕置きよ 一
117人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:刹那*桜 | 作成日時:2022年10月2日 5時