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幼馴染とは定期的に同窓会をしよう 四 ページ6

坂本に連れられてAは港に停まっている船にきた。

「船……?」
10位「わしらの中の二人は役人から追われる身じゃき、多少は街から外れたとこでやらんとな」
「それって……」

 坂本が船の中の一室まで来て襖を開ける。

 中には膳が六つ並べられていて、高杉と桂がいた。

「た、高杉君……」
4位「よォ……坂本てめー、合流早々 Aを抱いてくるとは良い度胸じゃねェか」
10位「ええじゃろー、そげな細かいこと。Aも追いかけられまくって大変そうじゃったき」

 高杉が殺気を含む目で坂本を見るが、彼は気にした様子なく笑う

5位「お前ら早々に喧嘩する気か。とりあえず坂本はAを離せ」
10位「アッハッハッ!ヅラも怖い顔しよって、やっぱり皆Aのこと好きじゃのー」
「ッ……さ、坂本君おろして」

 Aは坂本の言葉に恥ずかしくなって身を縮ませる

 彼がAを下せば、彼女はそそくさと離れて開いている膳の前に座った

「なんか……桂君と高杉君が同じ空間で落ち着いて食事してるの不思議な気分なんだけど……」
5位「まあ、今回はAの好感度のことで意見が合致したからというだけのことだ」

 桂は高杉の方をチラリと見る

 彼のAからの好感度は2位になっていて

5位(高杉も既にAに告白していたか……これで想いを告げていないのは、俺と坂本だけ)

 桂が食事をしながら頭の中で思考を巡らせていると、「それにしても」とAが話し出した

「このメンバーで同窓会ってことは……あの二人も来るの?」

 彼女の脳内に浮かぶは、銀髪の彼と騒がしい兄

5位「ああ。先ほど遣いを送って呼び出しているところだ」
「……だ、大丈夫、なのかな」

 Aは少し不安げに高杉へ視線を向けた

 陽気な坂本と、ひとまずは納得している桂は良いとして

 銀時と戦が高杉と落ち着いて食卓を囲めるのか心配らしい

4位「心配するな。俺も意味なく暴れたりはしねーさ。それに……お前の心の頂点に座す奴の話も、してェ事だしな」

 高杉はAからの好感度表で、モザイクが掛かって隠された1位を見た

 Aはピクリと反応する

 その時、スパンと勢いよく襖が開かれた

1位「おいおい。ヅラに呼ばれてきてみりゃ、まさかの高杉君まで居るじゃねーか」
戦「紅桜の時は一人足りなかったが、全員集合の同窓会か。こんなトコでドンパチやる気か?真選組で後処理する俺の身にもなれよ」

 銀時と戦も少し驚いていたが冷めた目を高杉に向ける

幼馴染とは定期的に同窓会をしよう 五 終→←幼馴染とは定期的に同窓会をしよう 三



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設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年5月27日 2時

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