効率のいい好感度の下げ方を教えてやろう 五 ページ42
お妙が後ろを見た瞬間、ジャキと土方が背後からお妙の首元に刀を当て
九兵衛の背後から桂が手錠のかかった腕を首にかけて動きを封じた
6位(お妙)「くっ……お、お前ら」
3位「どうやらくだらねェ争いしてる場合じゃなくなったようだな」
5位「だから最初から言っているだろう。一丸になってことに当たらねばとんでもないことになると」
3位「コイツはもう人気投票なんかじゃねェ。男vs女の戦争だよ」
土方のセリフにお妙はフッと笑う
6位(お妙)「フッ……戦争?おもろいやないかい。どちらが上か実力で勝負じゃあああ!!」
合戦が始まろうとした時、桂が声を上げた
5位「待たれいお妙殿!!これ以上争いを続けるべきではない!キャラの人気どころか、こんな所をAに見られてしまえば好感度がどん底に落ちるぞ」
Aの名前が出た瞬間、全員が硬い顔つきになった
桂の言う通り、こんな醜く争っているところをAに見られれば全員して好感度が下がるかも知れない
5位「ここは落ち着いて話合おう」
桂は場を鎮めようとするが、彼に捕まえられていた九兵衛が汗を流して口を開いた
6位(九兵衛)「ぼ……僕に……」
5位「ん?何だ九兵衛殿。何か意見がおありか?」
6位(九兵衛)「僕に、触るなァァァ!!」
九兵衛は男に触られて本能から桂を背負い投げした
5位「んごォォォ!!」
8位「桂さんんん!!」
土方に刀を向けられていたお妙は口角を上げて笑う
6位(お妙)「フッ……Aさんの好感度が下がって自爆するなんて、そんなのハナから想定済みよ」
6位(お妙)「そのために、猿を落とし込んだんだから」
3位「!!」
土方は背後から斬撃が来るのを察知して、すぐさまお妙から離れた
刀が空を切り、土方に斬撃を放った人物――戦は怠そうにして首を鳴らした
戦「ったくよー。Aが部屋でじっとしてられないって言って出ようとしてて、説得すんのめちゃくちゃ大変だったんだからな」
その場にいた男性陣は、戦が女性陣営に組しているのを見て驚く。
8位「戦さんッ!!なんで」
1位「顔見ねえと思ったら……」
戦「お妙達に頼まれてAをこっちに来れないように部屋に閉じ込めてたんだよ。最終的に睡眠薬で眠らせたけど」
お妙達はここに来る前に、戦に会って彼と交渉していたらしい。
Aがこの場に来てしまえば、お妙たちの好感度も下がってしまうかも知れない。
なので彼女がここに来れないよう足止めしてほしいとのことだった。
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年5月5日 12時