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効率のいい好感度の下げ方を教えてやろう 二 ページ39

9位(お妙)「まあ大方(おおかた)、Aさんも巻き込まれたんだと思うけど。やっぱり……」

『悔しいわね』
『悔しいな』

 お妙、さっちゃん、九兵衛、月詠は声を揃えて言った

 四人とも、表にある二位の男性陣をゴゴゴゴと怨恨とした目で見る

9位(九兵衛)「というか一人、2位から4位に落ちてる奴がいるんだが」

 九兵衛はAからの好感度が4位の銀時を見てジト目になる

9位(お妙)「好感度だから人気投票と違ってすぐに影響されて変動するのね」
9位(月詠)「銀時(やつ)のことだ。Aに下心を出して余計なことでもやったんだろう」

 月詠の言葉を誰一人否定せず、四人とも同じ事を思っていた

9位(お妙)「ということは……わしら以外の他の奴ら全員、あの人の視界から落とせるっちゅーことやね」

 お妙はまたヤクザのような口調で言い、四人ともニヤリと悪どい笑みを浮かべた

8位(こ、こいつら自分たち以外、順位どころかAさんの目につかせることすらさせないつもりか!?)

 好感度も低くなりすぎれば無関心へと変わり、視野の外に放り投げられてしまう

 お妙たちは邪魔者を消すためAに群がる虫達を蹴散らすつもりらしい

8位(まずい!!奴ら、敵のAさんからの好感度を落とすためなら何でもしかねないぞ!!)

 女子ですらAに好意や執着を持っているのは、新八や銀時たち皆の周知している事

 気づいていないのはA本人だけである

 新八は慌ててガバッと立ち上がるが、その動きを月詠に察知されてしまう

 お妙とさっちゃんが上層にいる新八の方を見てニヤリと笑った

 瞬間、ドガガガとクナイが投げつけられ新八は すぐさま中へと走り出した

8位(見られたァァ!!バキュームに勘付かれたァァ!!)

 新八は冷や汗を大量にかきながら階段を駆け降りる

8位(奴らが乗り込んでくる。確実にAさんの好感度どん底に沈められる!!)

8位「銀さんんん!!襲撃です!仲間同士で争ってる場合じゃありませんよォ!!」

 叫んで知らせようとするが、階段の踊り場下からジャキィと首元に刀が当てがわれた

2位「仲間同士で争う?そうかい、てめーらやっぱりハナから俺たちを裏切るつもりだったんだな」
8位「お、沖田さん!ち、違うんです沖田さん!今のはそういう……」
2位「とぼけちゃいけねーよ。アレを見ろ」

 二人の目の前には、長谷川が全裸で天井に縛り吊るされていて

 彼の人気投票の順位は256位になっていた

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設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年5月5日 12時

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