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高杉晋助は惚れている 二 ページ27

「だがガキの頃と大人になった後じゃ、色々変わってくると思うぜ」
「どういう……」
「こういう状況の時ガキなら顔赤くして騒ぐだけ騒いで終わるが……大人にゃ、『手を出す』っつー選択肢が生まれるもんだ」

 高杉はそう言って、Aの胸を揉み始めた。

「っ!?た、高杉君なにして!!」
「クク……この状況でやることは一つだろ……朝まで存分に犯 してやる」
「ッ!」

 耳元で囁かれAは顔を真っ赤にさせた。

 高杉は彼女の反応にフッと口角を上げる。

「いや……俺達ゃ大人になったわけじゃあねーな。俺も銀時達(やつら)も今はただの……女に堕ちた獣だ」

 彼はAの股に入れた足をグリッと押しつけた

「んぅっ!?」

 体に急な快感が駆け巡りAはピクッと身体を震わせた

 しかし高杉を睨みつけて

「ふ、ふざけないでっ!いくら幼馴染だからってそんな冗談許さないよっ!」
「……」

 Aは焦りながらも心から怒っていた

 彼女の発言を聞いて高杉は少し黙り、小さくため息をつく

「てめーは自分事になると(ことごと)く鈍いんだな……」
「な、なにが……」
「言わねーと分からなさそうだな」

 高杉は何か考えて黙り込む

「良い機会だ。てめーにハッキリ伝えといてやる」
「え……」

 Aは不思議そうにして

 その唇が高杉によって奪われた

「ッ!?」

 口にキスをされてAは驚くが、彼は口を離すと真っ直ぐに彼女を見つめた

 その口元はいつものように吊り上がってはいず、表情は固く相手を射抜く。

「俺はいくらでも女は抱けるが、抱きてェと思う女はてめェ一人だ」

 ドクンとAの心臓が揺れる

 目の前に見えるのは、銀時や土方、沖田、伊東に見た熱を持った眼差しで

「接吻なんざ興味ねェが……この世にてめーがいる限り、てめーの口に噛みつきたくて心が疼きやがる」

 出されるその言葉が何なのか、Aは言われなくても分かった

(ああ、高杉君は私に――)

「お前が好きだ。A」

(恋してしまってるんだ……)

 高杉の告白にAは瞳を揺らす

 彼女とて無垢な少女ではない

 以前に比べて、自分の恋愛状況を客観視できるようにはなっている

 だがしかし、高杉から想われているというのは彼女にとっては予想外だった

「で、でも……」
「俺が本気だってこと、てめーの体に分からせてやる。朝まで抱いてやるから覚悟しろ」
「ッ!!」

 高杉に耳元で囁かれAは顔を真っ赤にした

高杉晋助は惚れている 三 終→←高杉晋助は惚れている 一



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設定タグ:銀魂 , 逆ハー , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年5月5日 12時

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