人を追い求め、人に取り憑かれる ニ ページ41
「もしもの時に対星人族用の薬や制御装置を開発しておいて損はなかったな」
「だが油断するな。その女はバケモノだ。暴れられては困る。絶えず定期的に薬を投与しておけ」
《……承知しました》
男の機械人形はAを見て何か少し考え返答した。
《後始末は?これだけの騒ぎ、芙蓉プロジェクトが頓挫しかねません》
Aが護ったことで通行車両等に被害は出ていないが、機械人形が銀時たちを狙い街中で暴れ回ったこたで騒ぎが起きていた。
「博士が作った機械に自ら殺害されたのだ。安全性を問われて、どの道このプロジェクトは終わる」
むしろ、目黒博士は終わってくれて構わないとすら思っていた。
「アレと星人さえ手に入ればあの
「私の御名に置いて真の芙蓉プロジェクトは樹立される。案ずるな、お前は私と共にいてもらう」
目黒は横にいる、林流山博士が最後に創り出した機械
「おそらくアレを受け入れられる器はお前しかいない。零號にアレは使いこなせまい。そして林博士にも。『種子』は我々が有効に使わせてもらおう」
ーー
銀時たちは源外のいる からくり堂まで辿り着いた。
しかし源外が砂荒らし状態のテレビを修理しているのみで、新八やA の姿は見当たらない。
「だから知らんと言ってるだろ。今日は新八やAどころか一人も客なんぞ来とらんよ」
「……」
銀時は腕を組んで神楽と視線を合わせる。
「お前らが拾ったアレ、人を殺めた機械なんざ、またエライもんと関わっちまったな……そいつァ、とっ捕まったってよ」
源外は背を向けながらそう言った。
『!!』
「じゃあ新八とAはっ……」
神楽が焦ったように言うと源外は怪訝そうに振り向いた。
「何だ?その二人がどうかしたのか?」
そう言っている間に、壊れていた機械が直って映像を写す
そこに映っていたのは目黒博士が記者会見をしている様子だった。
開発された
テレビで目黒は、プロジェクトは林博士が独断で行なったものであり自分たちが関わったのは極さわりの部分だと言った。
「責任は全部、死んだ野郎に押し付けて、莫大な金を注ぎ込んで開発したもんをあっさり畳みやがった。こいつら……何か隠してやがらァ」
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» いつも読んでいただきありがとうございます!これからも頑張っていきます- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́- (2023年3月18日 21時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - いつもありがとうございます。これからいつものメンバーにたまちゃんが加入するんですね!機械である彼女が夢主ちゃんにどんな反応をするのか、楽しみにしています。 (2023年3月18日 20時) (レス) @page30 id: e6fe50ece6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年3月13日 1時